豊かな言葉にふれ、日々を豊かに
本を読むようになってから、ブックマークに入れて一日一回は見に行くサイトがある。
本との出会いを与えてくれる好書好日。名前もいい。
いい本を紹介してくれるサイトないかな〜、と検索をかけて発見したのだが、本そのものより著者にクローズアップした内容にどっぷりハマった。
丁寧な取材がされているのはもちろん、どのライターさんの記事も著者一人一人へのリスペクトが感じられ、読んでいて心地いい。
更新頻度が高く、毎日10件弱ほどの良質な記事が読めるのがうれしいところだ。
朝日新聞系のサイトとあって、新聞に掲載されたコラムが読めるのも魅力的。
趣向を凝らした連載もあり、滝沢カレンちゃんが世界の名作のタイトルから想像を膨らませ、独自の物語を綴った連載はとにかくおもしろい。カレン節満載で、一周回って表現の勉強になる。
と、ベタ褒めしてみたが、なぜ唐突にこんな記事を書こうと思ったかというと、先日読んだコラムの著者に心奪われてしまったからだ。
プロの読書初心者なので、当然ながら(失礼)東山彰良さんを知らない。
作家としてのご本人も、彼が書いた作品も知らない。
が、この独特な文体とユーモアあふれる文章に一目惚れ。
わたしという女は、こういう風変わりな男が大好きなのである(そして、こういう男はわたしを好きにならない)。
しばらくは東山さんのコラムを楽しみに生きていけそうだ。