私と神様12(スピリチュアル表現を含みます) 犬猫の話と神様たちとの日常の話
我が家には犬と猫が一匹ずついる。
名前は犬がそら、猫がもちこだ。
もちこが念を飛ばして私が体調不良を起こしたのは前述の通りだが、もちこは本当に聡い子である。
普通では見えない浮遊霊や、稲荷神様、Iさんの九尾を目で追いかけることはしばしばある。
その度にIさんは
「嫌やわぁ、この子!
わっちの尻尾追いかけてはる〜」
と若干迷惑そうである。
対してそらの方は全くと言っていいほど霊感というものがない。
地震が起きた際にも呑気に寝ているほどだ。
肝が大変座っていると言えば聞こえはいいが、もう少し危機感があっても良いのではないだろうか。
基本的に
お腹減った!
トイレ!
不審な音するから吠える!
大体この三つで彼の頭は構成されている。
よくもちこに喧嘩をけしかけられて、頭をポカスカ叩かれているが、その喧嘩に乗って吠えて怒られるのはそらなので損な役回りである。
神様たちも、もちこという子は聡いが、そらはねぇ…まぁ犬らしくていいのでは?といった感じだ。
神様のお声が聞こえるようになってから、より鮮明に犬猫の言いたいことも伝わるようになってきた。
これも一つの能力なのだろうか。
また一つ面白い能力が目覚めたな、とほくそ笑んでいる筆者である。
書いている本日(四月一日)は朝はポツポツと雨が降っていたが、八時頃になるとパーっと一気に晴れ渡り、気持ちの良い快晴で暖かい日である。
朝から雨だー!と外に駆けていくGさんと寝ぼけ眼で
「ほな、晴れにしてきましょか」
と空へ昇っていくIさん。
弟にも聞かれたので、気になっている方も多いだろうと思ったので記していくが、この相反する二柱、喧嘩はしないの?という疑問について答えていく。
結論から言うと喧嘩はするが、だからと言ってどうこうなる訳ではない。
何故ならIさんの方が力が強く、天候を変えるほどの魂のレベルの高さを持ち合わせているからだ。
どれほど天候を変えられるかというと、私が一昨年、京都旅行に行った際、伏見稲荷大社にお詣りへ行った時のことだ。
三泊四日の旅で全日程、雨予報だったのだが、伏見稲荷大社に着いた時には傘もいらないほど雨は小雨になっていて、これは歓迎されているなぁと感じた。
ちなみにIさんが私に付いたのもこの時だそうだ。
その時のことを聞くと、
「あんた!千本鳥居最後まで登らなかったやろ?全部登って欲しかったんに!」
と、大層ご立腹だった。
疲れてたんだもん…。
次にお詣りに行くことがあれば最後まで登ろうと決意した。
そんな今は昼の十五時頃。
唐突に雷が鳴り響き、雨がザアザア降ってきた。
こちらに来ている龍神様たちは揃いも揃って大喜びで外へと飛び出していった。
Iさんはというと、
「さすがのわっちもこんなに龍神がおったら変えられる天候も変えられませんわぁ…」
と残念そうにご帰宅された。
外に視える龍神様の尾が揺れる度、風が吹き、雷が鳴る。
そらも雷にビビり吠えているため、控えめにいてほしいものである。
Iさんもせめて黄昏時には晴れにしたいそうで、またまた空へ昇っていった。
一服をしに外に出てみたら、晴れているのに雨が降っていたので何事かと思ったら、
Iさんが
「うちの子どもの嫁入りやさかい、文字通り狐の嫁入りやねぇ」
とおっしゃっていた。
こんな感じでリアルタイムに書くのもいいなと思い、初めてこういう形で書いてみたがなかなか面白いのでこれからもリアルタイム方式を採用していこうと思う。
ここまで読んでくれた方には感謝だ。
また筆が乗ったら、徒然に書き連ねていく。