私と神さま14(スピリチュアル表現を含みます) 蛇神様の話2
今回は今でいうギャル、昔風にいうと傾奇者なうちの蛇神様、Nさんについて話していく。
出身は新潟県の白山神社の境内にある蛇松明神。
調べて見ると、白山神社は新潟の総鎮守と呼ばれるありがたーい神社なんだそうで、なぜそんな偉い神社から来た蛇神様が傾奇者なのかますます謎が深まる。
が、調べていくうちに納得。
古町芸妓と白山神社には深い繋がりがあるそうな。
だから毎日お洒落な着物を着てらっしゃるのか…。
蛇松明神の伝説を調べていると、白蛇が溺れているところを白山神社の神主が助けたところ、白蛇がこの世のものとは思えないほどの美しい姫に姿を変え、
「このご恩は決して忘れない、神社の守り神となり、末長くこの地の繁栄と難病苦難から人々を守るために祈ります」と言い残し、姿を消したそう。
ここで話が繋がった。
七話で話した神様の生まれかたについてだ。
Nさんは祀られ型という風に説明したが、神社のホームページを見てびっくり、本当に祀られ型だったのだ。
この能力に目覚めてから二ヶ月ほどだが、ここまで自分自身に対して鳥肌が立ったのは初めてのことだ。
さすがの私もこれを執筆している今、ドキドキが止まらない。
気を取り直して、次は蛇神様の容姿についてである。
毎日お洒落なお着物を着ているNさんだが、本日お召しになっているお着物は表地は黒で裏地が紅梅柄になっている。
半衿は薄く線の入った桃色。
帯は金色、帯締は梅に合わせて紅色、帯留も着物の裏地と合わせた梅のものだ。
お足元は赤地に黒のラインが入った草履。
どれを取ってもとてもNさんにお似合いで傾奇者とは言ったが、お洒落さんである。
髪の毛は黒く艶やかで、メイクは目元に赤く紅を引いている。
「あんたもあたしの真似しなさいよ!
絶対似合うわよ!」
とのことなので近いうちに真似させて頂こうと思う。
そんな訳で今回はギャルで粋な蛇神様について語らせていただいた。
また筆が乗れば綴らせていただく。