とあるインポスターの航海レポート②/among usリプレイ

前話はこちらから

初日に赤が死亡。容疑者は黒・白・黄色。残り9人。


Day4

一日の始めに原子炉のメルトダウンを発生させる。ちゃんと宇宙船のタスクに貢献するメンバーを装うために、自らも原子炉に直行し修理を実行する。

問題なく修理が完了すると同時にキルクールタイムが明けたため、ピンクを殺害するために捜索を開始する。原子炉から電気室、保管庫、管理室と移動したところでピンクと合流するが、茶色が同室にいたためここでの殺害は断念する。タスク妨害も兼ねて酸素枯渇を引き起こしたものの、修理場所が酸素室と管理室の2か所であったため、自分で修理することになってしまった。ピンクはその間もタスクをしており、終了後は管理室のコンソールで各部屋在室中の船員数情報を確認し始めた。それと並行して他の船員も入室してきたため、ピンクの殺害を断念し殺害しやすい位置にいる船員を探し始めることにした。


管理室から出ると、保管庫でのタスクを終えたと思しき青と出会う。怖いですね、誰がインポスターなんでしょうね、と世間話を交わしながら一緒に歩いていき、通信室に入っていく青と別れた。シールドルームまで移動して周囲に他の船員がいないことを確認すると、通信室内でタスクをこなしていた青を「青だったもの」に変えることに成功した。すかさずシールドルームの通気口に身を隠し、通気口の配管を伝ってナビゲーションルームに入室する。

ナビゲーションルームの配管から出ようとする直前、入室してくる黄色を目撃してしまった。幸いなことに黄色からは視認されていなものの、黄色が時間のかかるダウンロードタスクに着手してしまったため、しばらくは配管から出ることができなくなってしまった。シールドルームに引き返すべきか、しかし戻れば近くの部屋で起きた殺人事件の有力な容疑者になってしまう。

進退窮まったその時、もう一人のインポスターがナビゲーションルームに入室してきた。タスクに気を取られ無防備な状態だった黄色ははたして亡き者となってしまった。相方はそのままナビゲーションルームにもう一つ設置されている通気口に入っていった。

運良く窮地を脱することができたため、相方が吸い込まれていった通気口に移動する。相方が一瞬驚いた素振りこそ見せたものの、特に何かを話すこともなく2人でウェポンルームの通気口へと向かう。

ウェポンルームに人影がないことを確認すると、2人で同時に通気口から飛び出る。そのままカフェテリアに入室すると同時に、原子炉のメルトダウンを引き起こす。こちらに引き付けることで宇宙船の反対側にある死体の発見を少しでも遅らせたいという意図である。予想通り原子炉に船員が集結するものの、原子炉とは逆方向に向かうクルーがいたことであえなく黄色の死体が発見されてしまった。会議が始まる。青の死についての言及がなされなければ良いのだが、と思いつつカフェテリアに向かった。

死体の発見は黄緑によるものであった。黄緑は白がナビゲーションルームに何度も出入りしているのを目撃していたようであり強く警戒していることがありありと分かった。初日の殺人事件の容疑者に白が含まれていたこともあり、船内全体に白がインポスターなのではないかという空気が流れ始める。一方で黄緑の自作自演の線も捨てきれなかったため、議論は混迷を極めた。

最終的に白と黄緑のいずれかにインポスターがいるだろうから、両者を追放すれば確実に1人は追放できるのではないかという話でまとまった。最初はより疑わしい位置の白、次に黄緑、という順になった。この手の議論になるたびにこの船員たちがいかに極限状態に陥っているのかということを感じさせられる。インポスターの自分が言うことでもないが、船員の方がよほど冷酷ではないかと思わされる。
翌日黄緑が会議を開き、念のため処遇を考えるということで一日が終わった。

追放→白 残り6人

――

インポスターは通気口内部を伝って移動することができるらしい。船員の目を気にせず高速で移動できるため、アリバイ工作や奇襲に利用される。その一方で通気口内ではキルクールタイムが減少しないようであり、長時間潜伏していることによるメリットは薄そうである。



Day5

翌朝カフェテリアに向かうと、会議招集ボタンの前でたたずむ黄緑がいた。どうにもボタンを押すか押さないかで迷っているらしい。
最初は見守っていたがあまりにも長かったため、しびれを切らしてボタンを押してしまった。

開口一番、黄緑はインポスターではないだろうという声が上がった。理由は投票結果。
この船における投票結果は「誰に何票入ったのか」が確認できる仕組みとなっている。投票結果は

白→5票
黄緑→2票

であった。そのため、黄緑に入れた二票がインポスターのものなのではないかと推測された。ちなみに自分は白に入れたため、その推理は間違っているのだが。

話し合いの中で自分以外にオレンジ・黒・ピンク・茶色が名乗り出た。当然黄緑も自分に入れていないはずなので誰かが嘘をついていることになる。逆説的に黄緑がインポスターの線は薄くなる。
ここで黄緑を無理に疑うのは得策ではないと悟り、警戒する程度に留めておくことを提案して手打ちとした。



Day6

日課となっている原子炉メルトダウンを実行する。タスクの進捗度合い的に今日も船員を屠る必要があるため、まずは位置情報を探ろうと管理室に陣取ることにした。大半の船員が原子炉に向かい処置を施したことを確認し、原子炉周辺のドアを閉める。

一人だけ原子炉に向かっていなかった船員を探しにシールドルームから酸素室までぐるっと一周するが、残念ながら発見できなかった。管理室の前の廊下で茶色とすれ違ったものの、監視カメラが点灯していたためここでの殺害は断念せざるをえなかった。

当然ながら監視カメラが点灯していると行動に大きな制限がかかる。そこで監視カメラを見ている船員をターゲットと定めることにした。カフェテリアからセキュリティルームに移動しようとする最中、突然周囲の照明が消える。相方が停電を起こしたらしい。メルトダウン時の動きを鑑みるにおそらく大半の船員は電気室に移動するだろう。ここがセキュリティルームでの殺人のチャンスだと判断し、現場に急行する。

セキュリティルームの前の通路までたどり着いた所で部屋から黄緑が出てきた。絶好のチャンスということで凶器を構えようとした刹那、船内に緊急通報が鳴り響いた。



続く


https://note.com/rikka229/n/nf0e20da1df02

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