ナナヲアカリ布教記事Part1(曲編2)

上記記事の続編である。
背景や記載内容についてはそちらを参照されたい。

6位:逆走少女(470万再生)

MVの作者は一部界隈で絶大な人気を誇るからめる氏である。
そのため今までのMVとは一線を画すものとなっている。情報量が多すぎてついていけない。

曲の雰囲気は「ポップになった天ノ弱」といった感じだろうか。「って誰が人間失格だよ」のセルフ乗り突っ込みでどうしても笑ってしまう。
インスタントヘヴンの項でも触れたが、このアーティストは陰キャの空回りを歌い上げるのが上手い。当人の日常を垣間見ることで説得力が三倍増しになっていると思う(誉め言葉)。

7位:メルヘル小惑星(380万再生)

またもやナユタン星人曲である。
キュートな恋愛ソングながらもほんのりとヘラっている雰囲気を纏っているところが魅力の一曲だと思う。

この曲は合いの手を入れるポイントが多く、ライブでとても盛り上がる一曲でもある。皆が一つになっているのが良くわかると曲に仕上がっている。
うぉーおーおー、おーおーおー、うぉーおーおーおー、おーおーおー!

この曲の一体感の極致ともいえる瞬間が上の動画に収まっているので、是非とも見てほしい。こんなの見たら泣くに決まっているでしょ

8位:ハッピーになりたい(350万再生)

記念すべき一曲目である。
記事の上から順に曲を追っていくと特異点にしか見えないレベルで他曲とテイストが異なっている。
しんどさをネガティブ目に歌っていることもあり決して万人受けするわけではない曲だと思うが(明るめの曲の方が再生数が伸びているのは事実)、生々しい感情をストレートに表現したこの曲こそがナナヲアカリの原点なのは間違いない。ディスコミュ星人の説明でも触れた通り、清濁併せのんで歌えることがナナヲアカリの大きな魅力だと思う。ハッピーになりたいよまったく

9位:んなわけないけど(280万再生)

ナナヲ曲最大の劇薬である。説明するのも野暮なレベルでの劇薬である。
筆者はこの曲がナナヲ曲の中で一番好きだが、この曲最推しを公言する人をみたら「あ、この人関わっちゃいけないタイプの人だ」と引いてしまうと思う。それくらい危ない。

この曲のテーマは躁鬱、もとい双極性障害である。AメロBメロとサビの温度差で不安定さを表現していき、ラスサビにて1・2番のサビと同じ歌詞に全く異なる映像をつけることで破綻した様子を描くのは圧巻の一言である。
筆者はMV未視聴のまま曲をヘビロテしていたため、初見で腰を抜かしてしまったことを今でも覚えている。

筆者個人の話だが、この曲をヘビロテしていた時期は生活が上手くいっていなかった時期で、憂鬱な自分を奮い立たせるためのカンフル剤として常用していた。当時は間違いなくどこか狂っていたと思う。

10位:完全放棄宣言(270万再生)

最新曲である。公開されてからわずか5日でこの再生数のため、次の週末には「んなわけないけど」はおろか「メルヘル小惑星」の再生数まで超えていてもおかしくないと思っている。次回ライブ時点での再生回数予想は「ワンルームシュガーライフ」越えの650万回。

この曲は確実にナナヲアカリの新たな代表曲である。MVや歌詞が明らかにダダダダ天使を意識したつくりになっている。その上でより明るいチューンに仕上がった一曲である。肯定の色が強くなったのが手に取るように分かる。

振り付けはより難しくなったような気もするが、とにかく盛り上がること請け合いだろう。アンコールの大トリでギバップにギビラッしようね。

あと曲のテーマになってる「give up に give it up」がものすごいツボ。give up(あきらめる)とgive it up(称賛する・賛辞を贈る)を組み合わせるあたりが天才。サイレントとサイレンを掛けるのに勝るとも劣らない言葉遊びだと思う。

4. outro

ここまでYoutube上で人気なナナヲアカリ曲を紹介してきた。
とりあえず10曲聴いてほしいと冒頭で書いたが、まずは気になる一曲を聴いてみてそこから少しずつ手を伸ばしてもらえれば良いと思う。
いつかどこかのライブ会場で出会えることを祈ってこの記事を締めることにする。

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