評価時✿言語聴覚士が見るポイント
こんにちは!
ことのはな 言語聴覚士 沼野です(^^)
今回は前回に続き、評価時に大切なポイントをお伝えします★
今回は聞くポイントではなく、見るポイントです!
これを抑えておくと
言語聴覚士のみではなくや支援に携わる先生方、
ご家庭で関わる保護者様等
多くの方に役立つと思い、投稿します。
少しでも多くの方の理解につながると嬉しいので、
画像と文字を多めに投稿します(^^)♪
1.関わることの大切さ
関わることはすごく大事なことになります。
聞くポイントも欠かせませんが、聞くのみではその子自身が見えてきません。
聞く情報・見る情報は頭のなかで紐づけしながらも
聞いた情報のみにとらわれず、きちんと客観的にみることも必要です。
2.関わるなかで見るポイント
理解・表出・社会性の3つの項目は必ず大切です。
一つ一つ丁寧にお話していきます。
1.理解力(耳で聞く理解)
理解の種類の中でも耳で聞く「聴理解」になります。
これにおいては、まず聴力に問題がないかを確認してからが必須です。
理解ができているのであれば、
・どの程度理解できているのか
・どのような指示だったら理解しやすいのか等
詳細を見極めることが大切になってきます★
家での様子や反応を聞いても良いかもしれませんね♪
2.理解力(目で見る理解)
次は聴理解とは別の理解です。
理解の種類の中でも目で見る「読解」になります。
これにおいては、まず聴力よりも理解しやすいことを事前に把握しておきましょう。
理解ができているのであれば、
・どの程度理解できているのか
・聴理解と読解はどちらが理解しやすいのか等
詳細を見極めることが大切になってきます★
これも家での様子や反応を聞いても良いかもしれませんね♪
3.表出力(表出あり)
次は表出についてです。
表出は「あり」と「なし」に分かれます。
もちろん、理解があっての表出なので
前に述べた理解が先になりますので注意です★
表出があるのであれば、
・ことばはどのくらい言える?
・どのような場面で?
・構音障害や吃音はない?
・書字の能力は?等
詳細を見極めることが大切になってきます★
これに関しては、保護者の「ニーズ」に繋がってくることもあるので、詳細に見極めることが大切になってきます!
4.表出力(表出なし)
次は表出「なし」についてです。
この点においては
・話せるようになって欲しい
・会話ができなくて虚しい
・コミュニケーションがとれるようになって欲しい等の
ニーズが多い部分になります。
表出がないからダメ!理解できていない!会話できない!と
決めつけるのではなく、その奥を観察しましょう。
・アピールはしてきますか?
・伝えたい意志はありますか?
・特に誰へアピールが多いですか?等
見えていないだけで、実は表出していることも多いです!!
ことばのみにこだわらず、細部まで見極めることが必須です。
5.社会性・コミュニケーション能力
最後に社会性・コミュニケーション能力です。
これも絶対に欠かせない大切なものになります。
「理解」や「表出」にも結びついていきますが、
・他者との関わりは?
・人への興味関心は?
・やりとりや挨拶はできる?等
日常生活のなかでわかるポイントはたくさんあります!
正直、ここの社会性・コミュニケーション能力があれば
ほぼコミュニケーションはとれています。
日常生活のなかでも訓練のなかでも
関わるなかでポイントをお伝えすることが可能です★
このように見るポイントがたくさんありました。
全て聴取だけでは確認できないことが多いかなと思います。
一緒に関わっていくうちに
・ここがポイントだよ
・こうすればやりやすいよ等と
お伝えすることができます。
苦手なことできないことがあるから言語聴覚士がいます。
身近な言語聴覚士を頼って、お子さんが生活しやすい環境作りをしてあげたいですね(^^)♪
~ことのはな~言語聴覚士 沼野
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