
会社や会社のメンバーのことを考えられる人の方が評価される
このnoteは、社内の全メンバー(社員・アルバイト・業務委託等の雇用契約に関係なく)へ伝えているメッセージです。
このメッセージを週末に送り、週明けの全体MTGで話をしています。
備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。
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本文は以下より。
昨年の今頃に伝えた内容はこちら。
我ながら伝えたいことがうまくまとまっているので、今回はこちらを読んでおいてもらえればいいんじゃないかとさえ思いましたが、時間も経過した中で今の気持ちを自分の中でまとめておきたいと思います。
今回は「会社や会社のメンバーのことを考えられる人の方が評価される」
第一Qが終わりますね。
うまくいくこともいかないこともいろんなことがあると思います。
人間だから、嫉妬することもある。
自分以外のみんなが順風満帆に見えることもある。
実際はそんなことないんだけど。
空回りし始めると、視野が狭くなって心にゆとりもなくなる。
そうなると、いろいろうまくいかなくなる。
誰だってそういう時期はある。
ただ、一つだけ伝えたいことがあります。
「腐るな」
腐ったら終わり。
周りも腐るし、なにより自分の人生が腐る。
どこに行っても腐る病を発症する。
腐った人と一緒に働きたいと思わない。
一定率腐った人は社会に存在します。
仕事ができるのに腐っている人もたくさんいる。
本当にもったいないと思う。
マリサのメンバーにはそうはなってほしくない。
人数も増えてきて、劇的に変化させたい1Qも終わろうとしている中、いろんな感情が錯綜しているタイミングかと思うのでこんなメッセージを書きました。
余計なお世話だと思うし、まったく該当してないかもしれない。
それならそれでいいけど、人間、そんなに全部が全部うまくいかない。
こんなメッセージでも、多少の役に立ったら嬉しく思います。
そんな中で、会社としてもまだまだ足りないことはあります。
みんなの給与水準も教育も福利厚生も設備だってアウトソース(外注)などもそうかもしれない。
どこが適切なラインかは私も明確な判断軸を持っておらず、可能な限りレベルアップさせていきたいと思っていますが、一方でキリもないかなと思います。
例えば、会社に置いている飲料の月額が20万円だとしましょう。
この制度を廃止したら一人あたり月5千円給与として払えるとしたらどうですか。
賛成の人もいれば反対の人もいるでしょう。
会社の制度やら福利厚生とはこういうものです。
意見を聞き出したらキリもなく、会社のためと考える人よりも、個人をベースに考えることが多いでしょう。
会社の飲料だけをやめたら、販管費が20万円浮く。その分を違うものに充てられるとか、利益が増えると考えた人はほとんどいないのではないでしょうか。
ただし、これは至極当たり前のことです。
こういう観点はいつも伝えている通り、給与が一番わかりやすいですね。
嫌な聞こえ方になったら申し訳ないですが、給与は会社にとって販管費ですが、個人にとっては生活費。感情論は抜きにすると、これが事実です。しかも会社は額面で見ていますが、個人は手取りで考える。少なくされてると思う人もいるかもしれないですし、そこに対して会社が負担している税金を考える人はあまりいません。
しょうがないことだと思います。もちろん、私もアルバイトや会社員として働いているとき、そうでした。
冷静に考えると、それくらい会社と個人というのは一体ではないんです。
致し方ないことだとは思いつつ、事実であることは認識した方が良いと思います。
でも、あなたがこれから先も能力をアップさせながら組織で働いていく、または独立をする前提でどこへ行っても通用する人間になりたいのなら、個人のことを優先に考える人よりも、会社のことを優先に考えることのできる人間の方が組織にとって必要な人材になると思います。
※フリーランスのみなさんは、既に独立されているので釈迦に説法で申し訳ないです。
そして、遠回りに見えるけど、その方が自分の待遇を良くする最短ルートなのではないかとさえ思います。
とてつもなく秀でた才能があって、引く手数多の状態であれば別かもしれませんが、そうではなく働き続けるのであれば、会社の代表者として管理職やリーダーを目指してもらいたいと思う人や、そういうポジションではないけど会社に残って欲しいなと思うメンバーというのは、会社や会社のメンバーのことを考えられる人です。
もしかしたら、黙ってマニュアル通りにやっていればいいから。という会社もあるかもしれません。そういう会社がいいのであれば、もちろん否定はしません。
「会社や会社のメンバーのことを考えられる人の方が評価される」
言葉にするとそりゃそうだろ。と思うかもしれませんが、実際にこれができる人って少ないんですよ。
というか、こんな発想で仕事をさせてくれる企業が少ないのかもしれない。
能力が高い、豊富な実績があるという理由で管理職になれる確率は高いですし、会社に残って欲しいと思ってもらいやすいですが、会社のことを考えずに自分のことだけを考えるのであれば心から会社にいて欲しいとは思えないかもしれません。
管理職やリーダーという役職がすべてではないですし、そうではなくても残って欲しいと思う人は当然います。では、どんな人が必要かと言うと、私の稚拙な言葉で表現すると逃げない人です。
能力が高くても、豊富な実績があっても、逃げる人は逃げます。
ただ、これは否定ではなく、当たり前だと思うんです。自分の人生なので、自分が一番です。
私だって、自分の人生があって、家族がいて、会社と家族を天秤に掛けるくらいのタイミングがあったとして、最後まで会社です。と本当に言えるのか、わかりません。もちろん今はそのつもりです。
今読んでくれているこのメッセージは、社員(歴が長い人も短い人も)もアルバイトさんもインターン生も業務委託さんも見ているので、そもそもマリサの管理職なんかに興味ないし、残って欲しいと思ってもらいたくて働いているわけではないのかもしれません。
それは構いません。
マリサを踏み台にキャリアアップ、独立、大賛成です。
ぜひ、もっともっと高みを目指してほしいと思います。
その上で、いろんな人が働いているからこそ大事だと思うのは、使う言葉だと思います。
先日、Tさんが意識して「我々」という言葉を使っているということを聞きました。
まさに、それだと思います。
「私」と発するか「我々(私たち)」と発するか。
「弊社」ではなく「我々(私たち)」です。
これだけでも、自身の意識がまるで変わると思います。
対外的な人に向かって、我々のサービスは・・・我々の想いは・・・
使ったことありますか。
「弊社」も同じ意味かもしれませんが、なんかちょっと大き過ぎるというか、自分ごとの言葉ではない気がするんですよね。(この辺りは個人的な主観で申し訳ない)
今のマリサで「我々」と使う時はマリサ(会社全体)の立場としてもあるでしょうし、カンパニー(チーム)の時もあると思います。
あなたはマリサのメンバーでもあり、カンパニー(チーム)のメンバーでもあるので、そこには一緒に働いている仲間がいますよね。
社員でもアルバイトでも業務委託でもみんながマリサのメンバーであり、どこかのカンパニーまたはチームに所属しているので、同じ仲間です。
そこで、我々・私たちと発するとなにが起きるのか。
私の言語化スキルが低いのでぜひ使ってみてもらいたいのですが、発した本人は、最初はくすぐったいかもしれませんが、使い慣れてくるとすごく責任を感じる言葉だと思います。
重要なのは、その言葉を発した時に一緒にいる会社、チームのメンバーが感じる意識だと思います。
我々・私たちと発するということは話している相手とは一線を画しているわけですし、一線を画されたということは、それを聞いた自分は発した側の人間であることを強く意識すると思うんです。
AさんとBさんと一緒に打ち合わせに参加。Aさんが「我々の考えは・・・」Bさんが「私たちのサービスは・・・」と発する。あなたはAさんやBさんの仲間であることを強く感じるし、同時に自分の存在意義もすごく感じると思います。
こういった小さな積み重ねが、他人事ではなく自分ごと。他責ではなく自責。対岸の火事ではなく、自分の島の火事。と、繋がっていくのだと思います。
まーた、お前の好きな言霊の話かよ!と思ったかもしれません。
でも、使う言葉で人生は本当に変わると思っています。
100円のコーヒーに20分悩んだ男が、当時の彼女に「大丈夫、大丈夫(全然大丈夫じゃないのに)」と根拠のない大丈夫を繰り返して呆れられていましたが、それが今の妻になり、なんとか大丈夫になっているんだから、言葉の威力ってすごいんだと思います。
騙されたと思ってやってみて。
さて、11月ラスト!最後の最後までこだわろう!
"我々"のサービスにプライドを持っていきましょう!
今週もよろしくお願いします。