このnoteは、社内の全メンバー(社員・アルバイト・業務委託等の雇用契約に関係なく)へ伝えているメッセージです。
このメッセージを週末に送り、週明けの全体MTGで話をしています。
備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。
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本文は以下より。
今はベトナムに出張に来ていて、そこからみんなへのメッセージを書いています。
まさか本当に海外に来るとは思ってもいませんでしたが、既にXXXさんとお取引(仕事の依頼)はさせていただいていましたし、15期の劇的な変化を考えれば自然な流れだったのかもしれません。
初めてのタイミングでしたが、本当に周りの人たちのおかげでとてつもなく充実した出張になりました。
こういうところでも思いますが、我々はやはりツイています。
運は、運が良い人たちではなくて、運が良いと日頃から発している人たちに巡ってくるんですよね。だから、みんなもどんなにつらいことがあっても、運が良い(大丈夫)と言い続けた方がいいです。オカルトみたいな話に聞こえるかもしれませんが、これは本当だと自分にいつも言い聞かせています。
不動産の見学に関しては億ションも5000万円の物件も1000万円の物件もいろいろと見させていただきました。坪単価は、100-400万円というようなレンジ。物件の価格が安いのは物件の価格が安いからというよりは単に狭いからです。賃料が10万円や25万円の物件も見させていただきました。
新築マンションのグレードは日本と変わらない、もしくはそれ以上でした。
以前、ベトナムのビッグマック指数がどんどん上がっているという話をしましたが、実際にはITエンジニアの新卒社員の初任給が5万円、コンビニの水が30円程度の相場感の物価で場所や物によっては不動産の価格は日本と変わらないようなものになってきています。
ちなみに、ベトナム国内で有名なコーヒーショップだと1杯300-400円するのでそんなに安くもありません。
アジアの中では日本とは比べ物にならない二極化が起きているのだと思います。
やる人間はどんどん上がる。
やらない人間はそのまま。
IT人材は特に年収が上がりやすいらしいです。
そもそも工科大学を卒業しなければ、新卒のエンジニアとして採用されることはないらしく、もしかしたら、生まれた環境によっても異なるかもしれません。
格差という言葉が正しいかわかりませんが、成長しているタイミングでは一気に広がるのだと思います。
ここ最近の日本では資本主義への否定や貨幣価値への否定、昔は物々交換だったじゃん?みたいな考え方も増えているようでさまざまな考え方がありますが、株式会社の代表として思うのは、食うか食われるか、利益を出して永続することこそが企業としての本質だと思っています。
それができなくなったら退場するしかないのです。
それはなにも会社だけでなく、社会としては自然の摂理なので誰しもが当てはまります。それでも何度でも挑戦できる必要はあると思いますが。
日本はいつからか弱い人(定義が難しいけど)をファーストとして、誰も置いていかないような施策をする国になっていて、良い部分もあるとは思いますが、勢いのあるアジアとの違いなのかもしれません。
ベトナムに12年いる日本人の社長が日本のことを「衰退している国」「明らかに人口が減っていくことがわかっているのになぜ移民を増やさないのかわからない」と発言していたことが印象的でした。
ベトナムに来てみて改めて感じるのは、日本というアイデンティティへの誇りや日本という国の自然、インフラ、礼儀、配慮などへの素晴らしさと同時に、島国ならではの排他的な価値観といういびつさです。
これを読んでいるみんながこの先どうなりたいのかはわかりませんが、歳を重ねても豊かでいたいのであれば、外国の価値観にはもっともっと触れるべきだと思います。
シンプルに、海外に行くべきです。
海外に行ったら日本人とはつるまずに、外国人と触れ合うべきです。
言葉が通じず、鼻で笑われ、恥ずかしさ悔しさを感じるべきです。
そんな風に思います。
マンションリサーチとしては、これまでの縁も生かして一旦ベトナムにフォーカスすることにします。
フォーカスというのは、開発のパートナーとしてベトナムを選択するという意味です。
ベトナム語は難しいにしても、彼らとの共通言語は英語です。日本人が日本語以外を話せなくても安心して暮らせるのは果たして残り何年なのだろうと思ったりしています。そのくらい、若いと人たちの英語力は凄まじく、アジアの勢いはすごいと思います。ちなみに、ベトナムの人たちの日本語力もすごいです。
ハノイ、ダナン、ホーチミンに開発拠点とのコネクションをつくることができたので、推進していきます。
これは単に海外だからではなく、やはりコストパフォーマンスを高く出せる可能性が高いのは事実です。
小さな体制を組むだけなら日本国内とあまり変わらないですが、体制を大きくしていけばいくほど、コストパフォーマンスは良くなりそうです。
今回コストパフォーマンスの部分で考えていたのは、仮にベトナムの物価や人件費が上がった場合にまた違う国を探すのかどうかということ。
中国、インド、マレーシア、フィリピンなどなどITや英語の強い国は他にもありますが、結局またそれぞれの国が発展することで安くお願いできる国を探さなくてはならない。
そうではなくて、そもそも日本、日本人がもっともっと稼げる状態になっていきながら、アジアの国の人件費が上がっても吸収できるようにしなくてはならない。
会社としてコストを抑えることは非常に重要ですが、それだけに囚われてしまうと、どんどん発想や考えが貧しくなってしまう気もしています。
ベトナムという国も、距離、言語の問題はあるので試してみないとわからないので試してみましょう。
ますば、XXXの新体制と新しいXXXの体制です。
このあたりの交通整理はCTOにお願いをしています。
社内の開発会社さんの切り替えについては、現段階においてベトナムに決定していません。Hさんに一任しているので任せることにします。
今はこんなに熱を帯びているのに日本に戻ってしまったら熱が冷めてしまうのではないかと不安に思ったりするのでここで宣言します。
15期に関しては、ベトナムのパートナー企業との模索をする一年とします。
もちろん結果が出ないなら潔く諦めましょう。ベトナムがすべてではありません。
誰がどう関係するのか、ベトナムへ行く機会はどうなるのか、細かいことはこれからですが一旦やると決めました。
今回、ホーチミンは行けなかったので、そこはCTOに託します。
これを読んでいるあなたが、ここ最近の私の海外に対する熱を他人ごととして捉えるか、自分ごととして捉えるかは自由ですが、ここから先、マリサはグローバルで戦える会社を目指していきます。
今はまだ開発拠点との提携だけですが、お客様、お取引先、一緒に働くメンバーが外国人でも普通の会社にしていきたいと思っています。
これをイケてる挑戦と思うか、面倒くさい環境と思うか、もしかしたらこの先の人生に大きな変化を生むきっかけになるかもしれません。
どうせやるなら、マリサで人生が変わるくらいの挑戦をしよう。私はそんな風に思っています。
10月も後半戦!
今週もよろしくお願いします。
参考までに、昨年の今頃話していたのはこんなことです。
バカげた発想を持とうとしない限り、なにも成長しない