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決めたことをやり切れないのは、なぜか

このnoteは、週明け全員が集まる会議の場でみんなに伝えている内容を可能な限りそのまま残しているものになります。

備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。

さて、本日はこちら。

「決めたことをやり切れないのは、なぜか」

先日、Tさん(社内のメンバーです)と話しをしていて、ハッとさせられたので、この内容にしました。
(Tさん、ムズムズするかもしれませんが許してください)

複数人とあることで議論になった時に、私の意見は「Aを優先しているなら、Bはできたらでいいんじゃないかな」という内容でした。

Tさんは真反対で「決めたなら是が非でもやり切るべき。もしくはやらないということを意思決定するべき。意思決定者が中途半端だと周りも中途半端になる

頭をガツンと殴られた感じでした。

ぐうの音も出ないほどその通り。

私もTさんも、軍隊組織を作りたいという主旨ではないのですが、会社として、チームとして、個人としてやる!と決めたら、言い訳せずに絶対にやるという慣習にしないと、なにに対しても言い訳ができる。ということです。

これを見ているみなさんも、文字だけ読んでいればその通りと思うかもしれませんが、これを実行するのは、簡単なことではありません。

基本的に人は怠ける生き物です。言い訳をつくる生き物です。

例えば、私生活はどうでしょう?

筋トレ、ランニング、ダイエット、英会話、資格取得などなどなど、お正月に今年こそ!と意気込み目標を立てるも、達成できない人が多いですよね。

これも似ているなぁと思います。(私も散々失敗してきました)

有名な話かもしれませんが、駅にある階段とエスカレーターを写した写真。ほぼすべての人がエスカレーターに並んで階段を使わない。きっと、エスカレーターを使っている人の頭の中は、最近、運動不足だよな。体重を落とすにはどうしたらいいか。ランチは野菜とチキンだけかな。パーソナルトレーニングいいよなぁ、でも高いよなぁ。とか考えているんですよね。

でも、人間って、こういうものだと思います。

「決めたことをやる」

とっても不思議なのですが、ごくごく普通なことができない生き物なんですよね。

たとえば、毎週月曜日にちゃんと集まることはできるし、資料の準備もできますよね。お客様とのアポも行けます。

これらとの違いはなんなんでしょうか。

一つは他人の目があるか、ないか。

めちゃくちゃ簡単な統計データですが、リモートワークをサボったことのある人は70%以上いるらしいです。
※弊社にもリモートワークのメンバーがおりますが・・・笑

人間って、意志がとことん弱いですよね。

もう一つ大事なのは、「知っている、できる、やってる」ということ。
(これは、OWNDAYSという会社の代表の田中修治さんの発信から学んだこと)

人は、知っていてできることがたくさんあります。

一例として、子どもに、元気に挨拶しよう、宿題しよう、復習しよう、野菜も食べよう、早く寝よう、早く起きよう、運動しよう。というフレーズ、なんだか当たり前ですよね?これは、大人は知っているし、できることですよね。

でもそれって、今もちゃんとやってますか?

先週伝えた「おはよう!プロジェクト」は、たまたま最近の朝の雰囲気から思いついたのですが、まさにここでも共通していることだと思います。
※私の思いつきで、朝はちゃんと挨拶しようぜ!と発信しました。

先ほどの写真の話しに戻すと、エスカレーターを使っている人たちは、階段の方が健康だと知っているし、階段を上ることはできるのに、やらないんです。

知っているし、できるのに、やならい。こういうことなんです。

冒頭に書いたことに戻ると、Bをやらなきゃといけないということは知っているし、やろうと思えばできるのに、やらないんです。

ただ、それだけなんです。

もっとわかりやすく言うと、売上のために毎日100件電話した方がいいのは知っているし、頭の中ではできるけど、ほとんどの人はやらないんです。(これは、ただわかりやすい例として書いているだけなので営業をそうしろということではありません)

私だって、できていないことがまだまだあります。

みんな、全然できてないじゃん!と、なすりつけたい訳ではありません。

今回はなにが言いたいかというと、OWNDAYS代表の名言的なことを知ってほしいのではなくて(そんなことにはまるで意味がない)、どうしたら、知っていて、できることを、普通にやっている会社、組織、個人にできるのかを毎日、毎日、真剣にみんなで考えたいのです。

だから、Tさんの真反対の意見にはハッとさせられました。

私は、総会の冒頭にも言いました。「当たり前の基準を圧倒的に上げたい」と。

総会でこんなことを伝えました。

「Bはできたらでいい」なんて言っている時点で、私も甘かったです。

もしかしたら、私の言いたい当たり前の基準を上げるというのは「知っていて、できる」ことを「どれだけ、愚直にやっているか」なのかもしれません。

人は、他の人に指摘するのが怖いんですよね。なぜなら、言った以上、自分もやれてないと批判されるし、かっこ悪いし、恥ずかしいんですよね。だから、人は他の人に注意や指摘をあまりしたくないんですよね。むしろ、自分よりやってない人を見て安心したりする生き物です。

でも、それは、マリサではやめよう。

年齢、社歴、役職、本当に関係ない。

できてない人がいたら、できてないと指摘をして、どうしたらできるようになるかを一緒に考えていこう。

「知っている、できる」ばかりで年齢を重ねると、残念な大人にしかならない。

「知っていて、できることを、やり続ける」集団をみんなで目指そう。

今週もよろしくお願いします。

今回の話しの参考にさせていただいたのはこちら


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