水と油
お前へ
時に馬が合い、時に水と油の僕とお前。
僕とお前は専門学校で初めて出会った。
二つ年下のお前は、すぐに僕を"クソメガネ"と命名した。
その時はいきなり言われてチビったよ。
それからというもの僕らは喧嘩ばっかしてたな。
喧嘩といっても、馬鹿にし合う喧嘩じゃなく、悪い部分を指摘し合うものが多かった。
テキトーな僕に対して、お前は本気でぶつかってきてくれた。
お前が言うことって的確すぎて、胸が締めつけられるんだよ。
言葉以上の思いが心の奥まで伝わってくる。
平和主義だったり、その場が丸く収まればいいって言う人はお前から逃げたくなると思う。
僕は臆病だから、今までは喧嘩とか争い事は避けてきた。
でもお前は本気でぶつかって言ってくれた。
こんなどうしようもない僕に。
真剣なまなざしを向けてくれた。
だからお前から逃げると苦しかった。
悔しかった。
勇気が出せなくて、向き合えなくて、逃げてた時の自分は子供だったなって思う。
偉そうにしたりして、マジで未熟だったなって。
だから今はちゃんと向き合うようにしてるし、以前までは怖かった喧嘩も今では怖くなくなったよ。
お前にとって今までの喧嘩は負担だったかもだけど、僕にとっては貴重な経験だったよ。
僕の悪い部分を本気で指摘してくれてありがとな。
ただ、なかなか変われなくて、ごめんな。
最後に。
このnoteを挙げるときは、また何か僕がやらかした時だって決めてある。
お前はもう許してくれないほど怒ってる可能性がある。
全然許さなくてもいいよ。
ただ僕は、お前がいないと寂しいよ。
ワガママで変テコな僕と仲良くしてくれて、マジで感謝してます。
クソメガネより