森田ピカソ

森田ピカソ

最近の記事

水と油

お前へ 時に馬が合い、時に水と油の僕とお前。 僕とお前は専門学校で初めて出会った。 二つ年下のお前は、すぐに僕を"クソメガネ"と命名した。 その時はいきなり言われてチビったよ。 それからというもの僕らは喧嘩ばっかしてたな。 喧嘩といっても、馬鹿にし合う喧嘩じゃなく、悪い部分を指摘し合うものが多かった。 テキトーな僕に対して、お前は本気でぶつかってきてくれた。 お前が言うことって的確すぎて、胸が締めつけられるんだよ。 言葉以上の思いが心の奥まで伝わってくる。 平和主義だっ

    • か弱すぎるココロ

      僕は、か弱すぎるココロの持ち主。 普通の人から見たら大したことない出来事に、僕は過敏に反応してしまう。 そして真実とはかけ離れた邪推をする。 昔から空想的な想像をするのが癖になっているせいで、真実をおかしな方向へと導くことがある。 つまり、周りの人に迷惑を掛けるということだ。 一時期は孤独に生きようとも思ってたけれど、孤独は人生を究極的に害することを知ってからは止すことにした。 ただそうなると、僕のことを受け入れてくれる家族や友達に申し訳ない。 関わってくれてる分だけ、迷惑に

      • 若気の至りを乗り越えて

        夜景のビルを背景に おれとお前は向き合った 張りつめた空気に 友情の爆ぜる音がこだまする 変わりたい気持ちを胸に 激情の束縛を絶つ この先 味わう人生を 明るい希望で満たしたいから きっと やり遂げる 若気の至りを乗り越えて 同じ背丈を持つおれら 目線は真っ直ぐ重なった 冷たい風を よそに お互い目に浮く涙あり 変わりたい気持ちを胸に 身勝手な振る舞いを絶つ この先 歩む道のりを 華麗な光で照らしたいから きっと やり遂げる 若気の至りを乗り越えて 変わりたい気持ちを

        • 金髪猿

          おれには2つ年下の金髪の親友がいる。 そいつは、クソ面白いやつだ。 おれがそいつと小中学校時代に出逢っていたら、絶対お笑い芸人として漫才を組んでた。 そんくらい面白くて個性のあるやつだ。 そしておれはそいつと喧嘩ばっかしてる。 そいつは送信取り消しが大嫌いなのに、おれは日常的に送信取り消しをするから、よくキレられる。 話し合いで意見が割れて、そこから長い喧嘩に発展することもある。 あと好きな子が被ったこともある。 それで大喧嘩した。 絶交寸前の大きな喧嘩で、最終的には仲直り

          拙者、ハタチになり申した

          先日、遂に拙者は20歳になった。 これからは一人称も「おれ」から「拙者」に変えたいと思う。 その方が威厳に満ちた一人前の漢って感じがするからね。 "ジャネーの法則"というものがある。 歳を取れば取るほど時間の流れを早く感じるというもので、0歳から20歳までの20年と、20歳から80歳までの60年は体感的に同じ長さに感じるらしい。 拙者も20年の人生を振り返れば、あっという間だった気がする。 無事健康的に生きれたら80歳になるのもあっという間なのかな。 20歳までの今までの人生

          拙者、ハタチになり申した