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「忘れない心を灯して」 - 阪神・淡路大震災30年追悼式典に参加して

2025年1月17日、私は兵庫県三木市で行われた阪神・淡路大震災の30年追悼式典に参加しました。
この日、私たちが共有する記憶と絆を再確認するために集まりました。

当日の風は冷たく、静寂が包む中、一本一本の竹灯籠に手を触れるたび、感じるのは「忘れない心伝える 助け合う絆 支え合う」と刻まれた言葉の重みです。
私たち一人一人が書き加えるメッセージは、失われた命への敬意とともに、未来への希望を形作っていきます。

私が選んだ灯籠には、「共に未来を築こう」と書きました。
直接の犠牲者を知る者としてではなく、生き延びた者として、どのようにして記憶を未来に繋げるかを問い続けるためです。
灯籠に火がともされると、その言葉が暗闇を照らし始め、私たちの絆を感じることができました。


竹灯篭

式典の後半で行われた炊き出しは、参加者に暖かさを提供するだけでなく、話を共有する貴重な時間となりました。
共に食べるシンプルながら心温まる料理は、これまでの30年間、地域がどのように助け合い、支え合ってきたかを象徴しています。


炊き出し

追悼式典に参加することで、震災の記憶との向き合い方に新たな視角を得ることができました。
私たちが災害から学ぶべき教訓は多く、それをどのように活かしていくかが今後の課題です。
次世代に伝えるべきは、単に悲劇の記憶だけでなく、その後に築かれた絆と共同体の力です。

「神戸心絆」の追悼式典は、過去の出来事をただ追悼するのではなく、その教訓を生かし未来への橋をかける場でもあります。
私たち一人一人が、希望の灯をともし続けることが、真の意味での記憶の継承に繋がると思います。

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防災士の杉ちゃん
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