フレンチトースト
休日のブランチはおしゃれに、とフレンチトーストを焼いてみた。というのはウソで、実は買ったばかりのメープルシロップを使いたくて、ホットケーキを焼くつもりだった。それがスーパーに行ってみると、ホットケーキミックスはもちろんのこと、お好み焼き、たこ焼き、もんじゃ焼き、チヂミ、とにかく粉という粉が棚から消えていて、あるのは薄力粉、強力粉、だんご粉、片栗粉だった。薄力粉でホットケーキを作ろうと思ったら、ベーキングパウダーが必要だが、それも品切れ。
そんなわけで、フレンチトーストをこしらえて、メープルシロップをぶっかけて食すことにした。フレンチトーストを作るなら、甘味に練乳を入れておこうと思った。その理由はこれだ。
この「これでもかフレンチトースト」を読み、どうしても練乳を加えたくなったのだ。それなのに、メープルシロップまでかけてしまおうとするなんて、わたしはどうかしている。何を考えたかバナナまで添えている。しかも、メープルシロップはとろみがあるものだとばかり思っていたのに、容器を傾けたら水のようにバシャーンと出てきて皿の上がシロップだらけになってしまった。甘々の洪水。一口ずつ腹にたまる甘さ。うまいが、甘い。
ムスメは半切れ食べて「もう入りません」と残した。わたしは脳内の「もったいないばあさん」が発動して、自分の分に加えてムスメのぶんも食べた。
あか〜ん。横になりたい。それなのにオットがピザを買ってきて「これを焼いてください」とどーんと置いて行った。隣にスイカもどーんと置いて行った。今日は、なんの罰ゲームだろうか。
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