おえかき
noteのサークル『夜に絵を描く』に入っていて、月に2回のお絵かき会に参加している。一丁前に参加といっても、すごい絵を描けるわけではなく、記号みたいなやつばかり描いている。
7分で描いたのは、模写。お題は「このごろ、一番美しいと思ったもの」。わたしは今日、「ヒグチユウコ展」に出かけて、散財してきた。展示されている全ての作品に「ほー」「はー」「ヤバイ」「たまらん」「かわいい」「こわい」「すごい」とか声が漏れた。静かな絵や造形物が並んでいるのだけれど、圧倒的な熱量がそこにはあった。
あまりの美しさと緻密さに感動して、図録だけでなく、ヒグチさん愛用のペン(ホルベイン社)セットや、フィギュアのガチャ、福岡会場限定のオリジナル缶入り「博多通りもん」も買った。それだけでもずいぶんな出費だ。これ以上はもう、家計に大打撃を与えるので諦めた。Tシャツ、グラス、トートバッグ、キーホルダー、絵本の数々や絵葉書100枚セットも、欲しいものばかりが並ぶ、恐ろしい販売コーナーだった。
さて、ヒグチさんにあやかって同じペンを使ってはみたが、わたしの画力はからっきし。やっぱりいつも通りに記号みたいな絵を描いて終了。でも、参加のみんなの絵をみたり、その絵のエピソードを聞いたりするうちに、心がほっこりと温まってきて、穏やかな気分になる。なんだろうここ天国?みたいな感じだ。海外在住の人も時差を超えて、楽しいひと時を共有する。コロナ禍にあって、これだけ多様な人と集まって話せるのは本当に幸せだ。
「飽きたなとか合わないなと思ったら、サクッと辞めてもらってもぜんぜん構わないので、気にせず辞めてね」と主宰のワダシノブさんは言うのだが、誰も辞めそうにない。また来月、今日お休みした人も含めてみんなに会えるかと思うととても楽しみだ。
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