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おかえし

香典返しにギフトカタログをいただいた。

かつて、福山雅治氏がラジオで言っていた。「僕、アレは苦手で、もらっても選べずに置いたままなんですよ。亡くなった人のことを思うと、カタログからモノを選ぶ楽しみというのは、なんか心の釣り合いが取れないというか、イヤなんですよね。」なんとなくわかる。カタログを開いてモノを選ぶときの自分が、その人が亡くなったことを喜んでいるようなイメージに思えるのかもしれないし、選んだものを使うたびに悲しみが蘇るかもしれない。

実は先日、わが家も香典返しをする側になったので、このギフトカタログには大変悩んだ。相手に負担にならないように、かといって喜ばれないものを送るわけにはいかない。

弟の会社の上司や、遠い親戚筋には、やはりギフトカタログを送った。しかし、その人の好みがわかるような近い親戚には、一つずつ選んだ。

その一例がこちら。↓

香典返し

香典返しにふさわしいかどうかはわからないが、大変喜ばれたようだ。「アハトアハト砲、着弾しました」というラインがきた。何のことかさっぱりわからないが、きっとその筋の人には粋な発言なのだろう。

死後、何かしらの話題に上ることは、その人を偲ぶことになるだろうと思う。たぶん父も喜ぶはずだ。

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りかよん
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