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カラオケスナックの日々:ハートに火をつけて

いつ潰れてもおかしくないような場末のカラオケスナックの、いつクビになってもおかしくないようなアルバイターの私の見聞録シリーズです。

消防団の話。昔、遠くに住んでるネットの知人達は「クソ面倒だけど過疎地域だから活動依頼を断れない」とか言ってたような。

まさか自分が住んでる首都圏(千葉県某所)にも消防団があるとは知らなかった。たまに来る消防団員さんたちは二次会でウチの店に来てカラオケ歌ってるだけだったので、ほぅーここにも消防団あるのかーまぁここも田舎っちゃ田舎だしね…くらいの認識。

でも、ここらへんには公の消防署もいっぱいあるのに3~40代くらいの働き盛りの男性達がわざわざ面倒臭い地域活動をしているのか少し不思議だった。

しかし先日、消防団の新人歓迎会の会話に聞き耳を立てて少し謎が解けたかも!

ド田舎でも都会でもない我が地元で、消防団活動している人は自営業の社長さんが多い。しかも実家が元々店舗や土地を持ってて2代目3代目ボンボン的な人。つまり、先祖の恩恵で時間がある程度自分の自由になって経済的にもゆとりがある人達。

そして消防新人ちゃんの自己紹介を聞いててわかったんだけど、すごく人脈開拓に熱心なんだよな。そして先輩さん達もビジネスの人脈開拓だいすきな感じ。例えば「○○さん(←知らんけど地元でブイブイ言わせてる人なんだろう)とはよく飲みに行ったりさせてもらってます!」「いやいやーあの人はヤバイよー色々とグレーゾーンだから」とか謎の会話いっぱい。ちょっと怖い、とか思ってしまった。意識高い系マイルドヤンキーの世界。

なんか地縁血縁にまみれた地方政治の忖度? の原型を見たような気が。御本人達はハイテンションで楽しそうで、しかも地域に貢献してる意識があるのでそれはそれでアリなのかなあ…。
今までそういう世界を見たことがなかったので新鮮。怖いけど。

BGM「ハートに火をつけて」doors 個人的に名曲!

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