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どうぶつたちと過ごした日々。ポケ森の思い出
ポケ森(どうぶつの森ポケットキャンプ)というスマホで遊べるゲームがあった。大好きでした。
ゲームの中で私のアバターはいつもニコニコと動物たちの頼みごとを聞いてテケテケと走り回って彼ら彼女らのために果物などを取ってきて、ありがとう、なんて言われてテヘヘーってして幸せだった。現実世界では地獄のような汚部屋にいるのに極楽浄土のような自分のキャンプ場を作れてお気に入りのメンダコの帽子をかぶって幸せだった。
フレンドというシステムもあった。直接話はできないけど、そっと互いのキャンプ場に行ってお花畑のお花に水をやり合ったり…そういう控え目なコミュニケーションも大好きだった。
でもしばらく経つとゲームを辞めてしまうフレンドも出てくる。それはみんな都合があるから当たり前。変な楽しみ方かもしれないけど、離脱フレンドのキャンプ場をよく巡っていました。なるほどーあのイベントあたりでリタイアしたんだなーとかわかるので「廃墟めぐり」と称して。
ところがどうでしょう!
自分のスマホのOSがゲーム非対応になってしまったのです。つまり自分のキャンプ場が廃墟になってしまう! ありえへん!
…でもまあ仕方ないよね。うん、うん。動物たち元気かなあ。誰か廃墟めぐりでもしてくれてたかしら…。
それからそれから。最近スマホを新しくしたのでログインを試みて、サービス終了までにどーにかこーにか入れました。そしたら動物たち元気でよかったー。
そして見知らぬフレンドの名前が「みんなありがとう」とかになってたので、私はちょっと泣きそうになりました。