2019年9月本邦公開予定のインド映画、「ヒンディーミディアム」(2017)。社会言語学者として見ておかねばと思っていたら、試写会のTwitter抽選に当選し、見られることに。(ダンニャヴァード) 試写会よりだいぶ時間が経ってしまったが、書きかけだったレビューをついにここに。 あらすじ 「ヒンディーミディアム」とは、「ヒンディー語媒介校(=公立校)」のことである。本作の主人公夫婦は公立学校出身で、英語はあまり得意ではない。主人公夫婦は、一人娘をデリーの名門の「英語媒介校(=
私は帰国子女だが、とある帰国子女の知人に聞かれた。 「ちまたでは幼少期から英語を学んでいるとよくないというけど、そんなの嘘だよね?英語媒介プリスクール(日本の)に通わせても大丈夫だよね?」 例えば、某東大卒人気塾講師タレントのバラエティ番組では、幼少期から英語を学ばせる親を批判している。一方で、その批判に対する批判は、学術的に誠実すぎるため地味すぎて、あまり知られていない(テレビネタにならないし)。(例えば、以下) 先ほどの知人に対して、その場では一応「問題ない」と答え