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〚2度目の新築備忘録 1.賃貸か中古マンション購入のはずが、まさかの展開!〛

前回のお話で、家の老朽化で地震倒壊の可能性が高いので、他へ住替えるか、建て替えるかを検討せざるを得ない状況だったことをお話ししました。
母は後期高齢者ですので、10年位過ごせる家を確保しようと考えました。
母の希望は、いまの場所が気に入っているので建て替えたいとのこと。
でも、土地は借地で大家さんは売るつもりはないし、借地に家を建て替えるなら結構高額な更新料を貰いたいといわれていましたし、借地に家を建てても将来売りにくいとも思いましたので、今の場所への家のを建て替えは選択肢にないと思いました。

そこで、家の近くの中古マンションを色々探しました。
実家から比較的近い駅で築20年70平米で駅徒歩7分2800万円の物件が見つかりました。母はあまり乗り気ではありませんでしたが、わたしは、よいかなとおもっていたのです。問題は資金です。借地権を大家さんに買ってもらって、新しい住宅の資金に充てたいと思っていたのですが、大家さんに土地を売ってもらいたいと言うと驚くほど低い金額を提示されました。
しょうがないですから、残りは私が銀行ローンを借りて買おうかなと思った矢先に大家さんから連絡がありました。

大地主である大家さんの奥様が亡くなって、息子さんに相続することになったので、土地を売りたいと言うのです。換金を急ぐらしく売値は路線価の1,5倍位の額でよいとのこと。周辺相場からはそれでも安いと大家さんお抱えの不動産会社はいいました。
土地を売ってもらって、家まで建てるとなると、大事です。私ももうすぐ定年ですので、買うべきか逡巡しました。
でも、母が住み続けたい土地ですし、母も自分の資金が1000万はあるからということで、最後の親孝行と思って新築に踏み切りました。親が高齢で、今は元気でも近い将来の同居介護も頭をかすめたこともあります。

私の住宅ローンは離婚で家を手放していましたのでありませんでした。今は賃貸住宅住まいです。子供も独立していて、定年までは住宅ローンもどうにかなるでしょうと考えました。親に万一のことがあったら家は売ってしまうか賃貸にしてローン返済をする算段です。

そうした訳で、まずは土地を母の資金と私のかき集めた資金で購入しました。

次に建物です。

次話につづく


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