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沖縄県北部今帰仁村に誕生するサスティナブルな総合施設『KUGANI VILLAGE』全貌公開/現在開拓中
# いま私にできること
今わたしは沖縄県の北部に位置する今帰仁村(なきじんそん)という人口1万人にも満たない小さな村に週2回通っている。
今帰仁村とは沖縄県北部、美ら海水族館のある本部半島(もとぶはんとう)の上の方に位置する自然豊かな小さな村である。
昔ながらの沖縄の風情や習慣が色濃く残っているその村は撮影地としても人気を博し、数々のCMやロケ地として名高い場所である。
美ら海水族館から古宇利大橋に行く途中にみなさんが素通りしている村こそが今帰仁村。
ちなみに古宇利島も実は今帰仁村である。
そして過去にわたしが世界遺産今帰仁城跡で行なったイベントも今帰仁村である。
そのイベントの様子はこちらを↓。
さてその今帰仁村でいったい何をしているのかというと、クレソンを栽培しているのだ。
今帰仁村観光協会職員だった頃に非常にお世話になり、そして今帰仁城跡イベントの影の立役者でもあった上間宏明さんが、今帰仁城跡の麓で面白い事業をスタートしたのだ。
わたしはそこの”発信担当者””ECサイト""販路確保"などの役割をいただき、携わらせてもらうことになったのだ。
で、何をしているのかって?
クレソンを栽培しているのだ。
クレソン????
そう、クレソン。
もちろん、それだけではない。
ものすごく楽しく意味のあることをたくさんしているので、クレソンの話は最後にとっておきそもそも何をしているのかについて話したいと思う。
蓋を開ければ8000文字を超える長文になってしまったが、それだけこのプロジェクトには気持ちがこもっていて、その思いを一人でも多くの方に見ていただきたい。
途中離脱しそうなポイントがいくつかあるが、是非最後まで粘って読んで欲しいと思う。
読むのが嫌だという方はこちらの動画をどうぞ。
今帰仁村から始まる大きな課題解決
この今帰仁城跡の麓には実は『うなぎの養殖場』があるのだ。
今帰仁村でうなぎ養殖しているの?!と驚くのも当然のこと、それを知るのは沖縄県内でもごく僅か。
希少なうなぎとしてこっそりと取引されているのである。
そしてそのうなぎの養殖場の一部を含めた約12,000坪の土地を先述した上間宏明さんが借り受けしたのだ!
なんと大胆な人だろう!
12,000坪って、どのくらいの大きさか想像できるだろうか。
大体1軒家が50〜60坪程度なので家が200軒建つほどだ。
12,000坪は39,669.421㎡らしい。
首相官邸(延床面積)の広さが約25,000㎡なのでそれよりも広く、首相官邸(敷地面積)の広さが約46,000㎡なのでそれよりも狭いくらい。
そのくらいの広大な土地を借り受けしたのだ。
そして彼は何をしようとしているのかというと、千葉にある『KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)』のような、農業も出来て体験も出来て食事も出来てキャンプも出来る、そんな場所を作ろうとしているのだ。
しかも驚くべきことはそれだけではない。
それを自分たちの手で作ろうとしているのだ。
最初わたしは言った。
「『KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)』に連絡して、ここで同じようなものを作りませんか?『KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)』沖縄版作りませんか?と連絡したらどうでしょう」
彼はこう言った。
「いや、大手を絡めるのではなく、沖縄のこの小さな村からスタートすることに意味があるのだ。結果として声をかけてもらうのは良いけど、スタートは自分たちでやりたい」
それが全ての始まりだった。
そして上間宏明さんは自分の手とその周りにある僅かな手だけで少しずつ作っていったのだ。
この広大な12,000坪に広がる夢のような場所を。
まず手がけたこと:事務所のリノベーション
まずは事務所から。
当初の事務所の外観である。
まさかこの令和の時代にこんな建物が存在していたとは。
中を覗くとこんな感じだ。
ものすごい荒れっぷりである。
もう、建物ごと解体したい気持ちになるくらい凄まじい。
だが好奇心旺盛B型の上間宏明さんはただ壊したりなんてしない。
『今あるものを最大に使う』というのが彼のポリシー。
これを隙間時間にひたすら片付けていったのである。
そして約半年をかけて事務所はこう変貌した。
変わり過ぎ!!!!!!!
天井も格好良くなってるし、こんなガラス張りの会議室まであるし!
こんな水場まであるし!
そもそも外観全然違うし!
何がすごいってこれを業者の手を借りることなく自分たちでやったということである。
とはいえ、DIYを通り越したリノベーションをたくさんやってきた彼らなので素人というわけではないが、それにしても中の人たちでやり切ってしまうあたりが流石だ。
ちょっと面白いのでもう一度並べてみよう。
どうこれ。
本当にDIYだけでここまで変わる?と疑うくらいの変貌である。
強いて言うなら後ろの謎のでっかい制御盤がかろうじて同じ場所を証明しているくらい。
なんともまぁ、すごいことをする人だ。
と、そんな感じで他の場所も少しずつ修復しているのだ。
例えばこんな感じで。
この12,000坪の広大な土地にはハウスがものすごく沢山あり、そこに凄まじく樹木が生い茂ってるのだ。
木が覆い被さっていたりビニールが散乱していたり。
それを一つ一つ片付ける作業も彼らだけで行っている。
雨が吹き付けようが風が吹こうがそんなの関係ねぇ。
毎日毎日着実に進化をしていく広大な12,000坪の土地。
そんな広大な12,000坪の土地に本日新しい名前を付けた。
それがこちら。
『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』
真似した?先述のあの場所真似した?
いやいや、違います。参考にしただけで真似してはいません。
本当は『KUGANI FIELDS(クガニフィールズ)』にしたかったとか、そんなことは思っていません。
そんなわけで誕生した『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』。
クガニとは沖縄方言で『黄金』や『ゴールド』のこと。
つまり『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』を直訳すると『黄金の村』である。
そう、『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』は自然という宝の詰まった村なのである。
ではいったいここで何が出来るのか、について紹介したいと思う。
いや、まだ出来てないよ。まだ制作過程中。
オープンに向けて頑張って修復している最中!
『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』でやりたいこと
・まずはゴミの利活用!!
そして
・農業
・農業体験
・レストラン
・キャンプ場
等々
一気に言うとこういうことである。
農業をし農作物を生み出し、農業体験や収穫体験ができ、そこで採れた無農薬野菜をレストランで提供し、そのままオートキャンプで宿泊できる、自然体験フィールドを作りたい。
だから要するに『KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)』がやってることをやりたいってこと?と思うのはまだ早い!
『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』はそれだけではないのだ。
そもそもなぜこの『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』を作るに至ったのかについて語らせてもらおう。
そこを外して『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』は語れない。
『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』誕生秘話
その昔好奇心旺盛B型の上間宏明さんはクリーンUP沖縄(現在の株式会社クガニ)という会社を作り、一般廃棄物処理の事業を行っていた。
今帰仁村内のゴミを集めるうちに、なんでこんなにゴミが多いのか、と素朴に思うようになった上間宏明さん。
とにかくよくもまぁこんなに生ゴミが集まるものだ!と生ゴミの多さに驚愕する上間宏明さん(以下宏明さんで良いですか)。
この生ゴミをどうにか出来ないものかと考え出した。
考え、色々な人に話をし、色々な話を聞く中で浮上してきたのがこちら。
『アメリカミズアブの養殖』
『アメリカミズアブ』はなんと、生ゴミの分解能力が非常に高い虫なのだ。
生ゴミにアメリカミズアブの幼虫を入れることで、生ゴミを分解し、しかもそのスピードはバクテリアの数倍〜数十倍にも及ぶと言われている!
コンポストはバクテリアなどを用いて生ゴミを肥料へと変えるもので、その過程に非常に時間がかかるという問題点がある。(参考サイト:ボイス・オブ・ユース JAPAN)
一方アメリカミズアブであればとっても素早く、なおかつ自然のエネルギーで肥料ができてしまう、というわけなのだ。
しかもアメリカミズアブのタンパク質は持続可能な地球に優しいタンパク源として世界中が注目しており、家畜や水産動物の餌として、とっても良いらしい!
それが分かったらもうそこに向けて動くしかない!
こうして宏明さんは動き出したのだ。
生ゴミを使って作られた肥料で作り出された農作物を採って食べられ、アメリカミズアブで作った飼料で水産動物を養殖し、しまいにはそこで寝泊まり出来る、トータル体験施設を作りたい!と。
それがそもそもの『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』誕生秘話。
一般廃棄物処理事業から生まれた『ゴミをどうにかしたい』という思いの末誕生した場所。
農業やその他のものは、この『ゴミをどうにかする為』に考えられたものであり、つまりは『ゴミありき』の事業なのである。
しかしその思いは逆に言うと、これらの事業を進めていくにあたりさらにゴミを出すことは本末転倒であり許されないのである。
『ゴミをこれ以上排出したくない』という思いが、先述した事務所の大改造や荒れ果てたビニールハウスの修復に繋がっているのだ。
お金を出して廃棄して新しいものを作った方が楽だし早いのに、あえてそれをしないのはそういう思いからなのだ。
『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』の存在意義を考えてみた
もう一度整理するためにも『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』がこの世に存在する理由や意味を洗い出してみた。
そう、今はSDGsの時代。
中小企業であってもSDGsに取り組んでいなければならない時代なのだ。
『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』は脱炭素、つまりCO2削減に繋がる活動である。
生ゴミの排出量を減らすことに繋がるこの活動は、脱炭素に繋がるのである。
つまり、生ゴミを燃やす時に排出されるCO2を削減出来るのである。
これらはSDGsでいうと『目標7: すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する』、及び『目標13:気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる 』への取組と言える。
また、『目標11:住み続けられるまちづくりを』への取組にもなる。
またそれだけではなく『目標12:つくる責任つかう責任』への取組にもなる。
あまりここでSDGsの話をしてしまうと難しい領域に入ってしまうので、詳しくは公式サイトでご確認を。
このようにKUGANI VILLAGEの取り組みはSDGsの17のゴールの様々な課題解決に向けて動けているのだ。
『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』は、サスティナブルな世界のための一つのきっかけを掴む場所と姿を変えていく
”循環”を意識すると日本だと”リサイクル”をイメージすることが多いが、リデュース(つかうもの、捨てるものを減らす)ということ、リユース(一度使われたものを再利用する)というもの、そして最後にリサイクル(使われたものを資源に戻してまた使えるようにする)と、SDGsにおいてはリサイクルは最終手段と考えれている。
この観点から考えると、『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』の取組は正に『リユース』であると言えるのではないだろうか。
また、KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)に来れば、誰でも自然と触れ合う時間を持てるようになる、という点も大きなポイントとなる。
『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』はもともとそこに在ったものを、ちょっと整えただけのフィールド。
これまでも在ったけど注目されていなかった自然に注目し、水や大地が最大限に持っている力を発揮できるように仕組みを変えただけのフィールド。
つまり、もともとそこに在ったものをまた復活させているだけなのだ。
普段自然から離れて生活している人たちにも、美しい自然に囲まれた、自然豊かな今帰仁村で自給自足のような生活を体験して欲しい、そして自然の素晴らしさを肌で感じて欲しい、その思いから作られている。
かつてそこで生活していた人たちはこんな暮らしをしていたのだろうな、という思いを馳せながらそんな村を今コツコツと作っているのだ。
こうした観点からも、この『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』の取組は単なる総合キャンプ場ではない、ということが理解できるのではないだろうか。
(もちろんクルックフィールズもサスティナブルを提唱している素晴らしいフィールドであることは言うまでもない)
そんな思いを持って生み出されつつある『KUGANI VILLAGE(クガニヴィレッジ)』。
オープンまでの道のりはまだ長いが、そんな中で今できることとしてスタートしたのがクレソンのアクアポニックス農法である。
そのことについて最後に説明したいと思う。
クレソンのアクアポニックス農法について
アクアポニックス農法とは
そもそもアクアポニックス農法とは何だろうか。
世界におけるアクアポニックス(さかな畑)の普及へ向けて事業を展開している株式会社アクポニによるとこういうことだ。(サイトはこちら)
アクアポニックス農法とは一言で言うと『循環型の農業』である。
どのような循環かと言うと、魚の排泄物を微生物が野菜の栄養素に分解し、それを野菜が吸収し、そして浄化された水でまた魚が育つ、というサイクルで農業をしていくのがアクアポニックス農法である。
株式会社アクポニによるとアクアポニックス農法にはこうした特徴があると明記されている。
野菜の栽培
農薬、化学肥料、除草剤を使わない
土づくり、水やり、除草が不要、連作障害なし
魚の養殖
抗生物質、成長ホルモンを使わない
水換え不要(水が浄化される)
つまり、上手にシステムを作ることが出来れば勝手に野菜は育ってくれ、勝手に水が浄化され、勝手に魚が元気でいてくれる、という事なのである。
そこでKUGANI VILLAGEでは『うなぎ』をキーフィッシュにすることにしたのだ。
しかも近くには『エイガー』と呼ばれる水路がある。
魚(うなぎ)、野菜(クレソン)、水、というアクアポニックス農法に必要な3つの場所がここKUGANI VILLAGEには揃っているのだ。
そうして始まったクレソン栽培のための広大な12,000坪の土地の大改造計画。
きたーーー!!
— KUGANI-SDGs沖縄 (@kugani_sdgs) February 16, 2021
水路が40年?ぶりに復活ー😊
クレソンハウスに世界遺産今帰仁城麓の湧水が行き渡りましたー これで、湧水のミネラルと水産物からの栄養で美味しいクレソンができますー✨✨#クレソン#アクアポニックス#世界遺産今帰仁城#クガニファーム pic.twitter.com/9XfsAudn9w
KUGANI FARMはこれから徐々にハウスを綺麗にしていき、もっと多く安定供給ができるクレソン畑に変わっていくのだ。
アクアポニックス農法の良い点
アクアポニックス農法で栽培すると何が良いのかについて再度おさらいしたいと思う。
野菜の栽培
農薬、化学肥料、除草剤を使わない
土づくり、水やり、除草が不要、連作障害なし
魚の養殖
抗生物質、成長ホルモンを使わない
水換え不要(水が浄化される)
私たちが農作物を購入する際に気になるのは『価格』と『農薬』についてだ。
これらは相反するかのように、農薬をたくさん使って楽に作られたものは価格が低く、一つ一つ手間暇かけて極力農薬を使わないようにして作られたものは価格が高くなっている。
そしてそれは当たり前のことである。
しかし私たちの使えるお金は限られており、そしてどんどん食べ盛りになる子供達。
これまではキャベツ半分で足りていたものが1個でも足りない、1ヶ月に5kgの米で良かったのが10kgを消費するようになったら、必然的に単価を抑えようという行動になる。
そのため安く売られているものを見ると有り難いと思うが、その背景にいる農家さん達にとってはどうなのだろうか。
高年齢になってきた農家さんが汗水垂らして作った農作物を買い叩かれた値段で買っていく自分たちに少し疑いの目を向けて見ると、何を手に取るべきなのかについて正直分からなくなる。
そうした中でこのアクアポニックス農法で作られたクレソンというのは、非常に繁殖力旺盛で、環境さえ整えばぐんぐん育ってくれるのだ。
つまり先ほどの循環設備と防虫対策設備を整えたらあとは勝手に自分たちで循環して育ってくれるのだ。
防虫対策設備には費用が嵩むが、それ以上に事業としての勝算があるクレソン。
なぜならクレソンは栄養価が抜群に高いからである。
クレソンは最強野菜?!
さてそんなクレソン、ステーキなどの横にちょこっと置いてあるのを見たことはないだろうか。
このフォアグラ様の上にちょこんと乗っているのがクレソンである。
ステーキやハンバーグの上にちょこんと乗っていることが多いクレソン。
なぜ肉の上にちょこんと乗っているのかというと、脂分との相性が良いからだ。
クレソンは「オランダ水がらし」とも呼ばれていて、ワサビなどに含まれているシニグリンという辛味成分が含まれていて(ピリッと辛いのはこれ)、そのシニグリンは消化促進作用や利尿作用があるため、胃もたれ注意のステーキ等と一緒に摂取すると良いのだ。
またクレソンには抗菌効果や血液酸化防止の効果、βカロテンによる抗発ガン作用や動脈硬化の予防、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きが期待でき、またカリウムやカルシウムを豊富に含んでいる、とてつもなく沢山の効果効能を期待できるスーパー野菜なのである。
詳しくはマイナビニュースを是非ご一読を。
その記事内にはこう記載がある。
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の機関誌「Preventing Chronic Disease(慢性疾患を予防する)」の2014年6月5日号に発表された同研究では、健康に重要とされるカリウム、食物繊維、タンパク質、カルシウム、鉄、チアミン、リボフラビン、ナイアシン、葉酸、亜鉛、ビタミンA、B6、B12、C、D、E、Kの17の栄養素の含有量をもとに食品がスコア化されている。その結果、スコア100点を獲得して第1位にランクインしたのはクレソン。
つまり、アメリカ疾病予防管理センターによる研究で栄養密度でクレソンがダントツ1位だったのだ。
そんなスーパー野菜のクレソンが無農薬で、しかも値段も手頃であれば、どうだろうか、嬉しくはないだろうか。
クレソンの美味しい食べ方
クレソンに含まれる栄養素を丸ごと摂取するには生で食べることが一番。
その方法はサラダにしたりスムージーにしたり。
ただし辛味成分があるため、生サラダは子供達に拒否される。
そこでおすすめなのがシャブシャブである。
あまりお湯に晒してしまうと水溶性の栄養素が逃げ出してしまうので、さっとシャブシャブしてお肉に巻いてゴマしゃぶで食べると、辛味が和らぎゴマしゃぶの甘味でオブラートに包まれ、子供でも美味しく食べられるように。
またクリームチーズ+クレソンを生ハムやサーモンで巻いてお酒のおつまみにするのもおすすめ。
甘めが好きなのであればそこにレーズンも足せば完璧。
KUGANI VILLAGEの意義
そのようにしてKUGANI VILLAGEの一つの活動として『アクアポニックス農法によるクレソン栽培』がすでにスタートしている。
そしてそれを広げるために水路を復活させ、ハウスを修復し、土地を整えていっている。
一つ一つをスタッフの手で行い、リデュースを意識しながら使えるものはリユースし、どうしようもないものはリサイクルに回し、そうした3つのRを軸にしてKUGANI VILLAGEを作り始めている。
一般廃棄物処理事業から始まった『まだまだ使えるのに勿体無い』という気持ち、せっかくの広大な12,000坪の土地を活用したい、という気持ち、そしてこの今帰仁村の美しい自然を後世にも残したいという気持ち、全てが合間ってスタートしたKUGANI VILLAGE PROJECT。
沖縄芸人ベンビー(@ominejinanuu)を農場長として迎え入れ、共にこの広大な12,000坪に広がる夢のような場所を作り始めている。
SDGsに取り組む企業としてこの沖縄県の小さな村今帰仁村から、世界の見本となるような企業を目指して進んでいきたい。
彼らはKUGANI VILLAGEにこのような思いを馳せながら毎日泥臭く頑張っているのだ。
KUGANI VILLAGEの活動はTwitterやInstagramで随時更新中。
ゼロから作り上げていく過程を楽しんでもらえたら、そしていつかどこかで同じようなプロジェクトが発足した際の見本となれば。
そんな思いで発信を続けていきます。
応援ゆたしくうにげーさびら(応援お願いします)。
株式会社クガニの農業部隊、クガニファームの最近の動きについて
現在はアクアポニックス農法に”うなぎ”ではなく”ティラピア”を投入しようと、最善の方法を柔軟に変え色々と挑戦し続けています。
そして最近また新たな挑戦をスタートしている株式会社クガニ。
その一つを最後にご紹介させてください。
現在クラウドファンディング挑戦中!
『沖縄県北部で自然循環型農法のクレソンを、 一年中安定供給できる施設を作りたい!』
https://camp-fire.jp/projects/view/446344
これまで半年をかけて行ってきたハウスの修復作業。
不要になったネットをお譲りいただき、つなぎ合わせること約2ヶ月。
ようやく3つのハウスに遮光ネットが張られました。
これまでなんとか自分たちの手で『リユース』や『リサイクル』の信念を元にやってきましたが、今回は意を決して皆さんにお願いしたい!
どうか、更なるハウスの修復費に皆さんからのご支援を充てさせてください!
ハウスは現在ネットが張られている3棟の裏にまだ3棟あり、その横にはまだ9棟のハウスが。
まだまだ拡大していく必要があります。
メンバーの数も足りず、このままでは広げたいのに広げられない状況に陥ってしまいそうです。
どうか、この我々の挑戦を応援してください。
応援していただいた資金は大切に使わせていただきます。
どうか、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
リターンのご紹介
3,000円リターン:ベンビーによる感謝のメール
5,000円リターン:ベンビーによる感謝の手書き手紙
1万円リターン:クレソン10パック 日本国内にクール便でお届け!ベンビーによる感謝の手書き手紙付!
1万円リターン:【植樹|松コース】桑の木植樹
2万円リターン:1日スタッフ体験
3万円リターン:【植樹|竹コース】桜の木植樹
5万円リターン:【植樹|梅コース】椰子の木植樹
10万円リターン:『FM那覇 オリジンアワーeco』ゲスト出演!好きな事なんでも宣伝し放題!ラジオ収録後はベンビーによる農場案内にてKUGANI FARMをご案内♪
※出演者・告知内容については事前に確認の上、出演して頂く流れとなります。
※YouTubeアカウント『FM NAHA 780Mhz』でアーカイブが残ります。
10万円リターン:KUGANI FARMを応援したい!ベンビーによる感謝の手書き手紙
30万円リターン:KUGANI FARM内の農地を30坪、1年間お貸しいたします!
50万円リターン:KUGANI FARM内の農地を50坪、1年間お貸しいたします!
100万円リターン:KUGANI FARM内の農地を100坪、1年間お貸しいたします!
※ご支援して頂いた方全て、支援金額に限らず『FM那覇 オリジンアワーeco』にてスペシャルサンクスとして読み上げさせていただきます。(不要な方は備考欄に『ラジオ不要』とご記載お願いいたします。)
KUGANI VILLAGEが取り組むSDGsについて
沖縄県今帰仁村は沖縄で一番所得の低い村と言われています。
そんな人口1万人にも満たない低所得の小さな村の民間企業がSDGsへの取り組みとして、株式会社クガニがこの自然循環型施設『KUGANI VILLAGE』を創り上げ盛り上げながら活動しています。
SDGsは2030年に向けた世界の指標ですが、株式会社クガニは脱炭素や陸の豊かさを守ろうなどといった、SDGsへの取り組みを行なっている企業として先日おきなわSDGsパートナーとして登録されました。
KUGANI FARMはその循環の一部です。
しっかりと軸にはまるように邁進していきたいと思っています。
最後に
長文にお付き合い頂きありがとうございました。
KUGANI FARMは広大な15,000坪に広がる夢の場所『KUGANI VILLAGE』の農業部門です。(当初より3,000坪増えました)
ここで土に触れ自然に触れることで心がリセットする。
そして農作物を育てることで責任感が育まれ、一つ喜びが増えました。
『農業をする』というのは命に直結し、人生に深みを与えてくれているような気がします。
そんな農業に携わる機会を持て、感謝しています。
我々の育てた農作物を多くの皆さんに手に取っていただき、楽しんでもらえたら幸せです。
株式会社クガニ
公式サイト:https://kugani-okinawa.com/jp
〒905-0428 沖繩県国頭郡今帰仁村今泊4321番地
Twitter:@kugani_sdgs
Instagram:@kugani_sdgs
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![五十嵐梨花/ライター](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105637468/profile_bede62fd0a54dc927150d7bd6c1010e2.jpg?width=600&crop=1:1,smart)