奈良帰省日記②~母と歩く3万歩、明神山まで~
あまり長期間の帰省はできていなかったのですが、やっぱり関西に帰ってくると会いたい方はいっぱいいるんですよ。
でも自分や家族の時間を大事にしたいというのもあり、今回は丸一日空けていました。
まぁ家の片付けの時間にもしようかと思っていたのですが、結局ほぼやらずで。
有料記事にも書きましたが、軽く山登りでもしたいなぁといろいろ探していたところ、候補に王寺町の明神山が出てきました。
登山ってほどでもないみたいようでしたが、私にとっては聖地巡礼みたいな場所で、よしここだと。
家からも歩く
実家ですが、ド田舎ってほどではないのですが、どの駅からも遠く、基本的に自転車か車なんです。
一番よく利用するのが近鉄結崎駅なのですが、歩くと30分くらいかかるという。
今は車もないので、送り迎えしてもらうことが多いのですが、この日は王寺まで行くということで、田原本線の箸尾駅まで歩くことに。
実家からは約25分。
母校の小学校はもうない
母校、唐院小学校があった場所は日野自動車になっています。
こちらは三宅町小柳を歩いているときに発見したもの。
北海道にはレンゲがないんですよ。
あれだけ子どもの頃からいっぱい見てきたものを久しぶりに見ると感動する。
ヒガンバナなんかもそうです。
かぐや姫の里だそうです。
ちなみに、田原本線は黒田駅、但馬駅、この箸尾駅、その隣の池部駅はうちから徒歩圏内かもと今回思いました。
母は歯医者だということで私は早めに出て、観光案内所に行ったり下調べを。
王寺駅をウロウロ
なぜ明神山?
「聖地巡礼」という言葉を使ったのは実はコレでした。
作者の小手鞠るいさんは私の大好きな作家さん。
出会いは京都、今は閉店してしまったらしい京都駅八条口のアバンティブックセンター。
ここが舞台がなっている『エンキョリレンアイ』が大きなコーナーに平積みされていて、買っちゃったのが始まりでした。
『エンキョリレンアイ』小手鞠るい、新潮文庫
元々は2006年の発売だそうです。
2002年まで京都の大学に通っていたので、大学時代の通学のときに出会ったのかと思っていたら、そうではなかったらしい。
昨年、小手鞠るいさんが王寺町が舞台の長編小説『未来地図』を刊行され、さらに「王寺町国際親善大使」「王寺町立図書館名誉館長」に任命され、任命式及び講演会があったのです。
そのために帰省し、講演会に参加したのですよ。
で長くなっていますが、『ラストは初めから決まっていた』に「明神山で会おう」というセリフが出てくるのです。
なので明神山。
母と合流、ランチしてからハイキングコース
新王寺駅に着いた母と合流し、ランチしてから10kmのハイキングコースへと。
バスでふもとまで行き、そこから軽登山です。
確かに住宅地。
なんかおもてた登山とは違う・・・。
「熊出没注意」になれている私にとってはイノシシの看板はなんか新鮮。
明神山はバスを降りて鳥居をくぐってから頂上まで30~40分ほどだそうです。
標高は273.6m。決して高くはないのですが、360°世界遺産が5つも見えるというなかなかステキな場所です。
山頂から見えるもの
写真は撮ったものの、その説明はできないので、雰囲気だけお伝えします。
そうそう、前日夜から結構な雨で、もしかしたら行けないかもしれないと思っていたのですが、さすがの晴女。
8時くらいには雨が止み、こんないいお天気になりました。
ありがとう、お天道様。
5つの世界遺産とは
①古都奈良の文化財
興福寺の五重塔や若草山などが見えました。
②法隆寺地域の仏教建造物
③古都京都の文化財
比叡山まで見えました。
④紀伊山地の霊場と参詣道
家族で大台ケ原に行ったとか、中学校のとき男子が大峰山行ってたよねぇと思い出話をしました。
大峰山は未だに女人禁制で、私の前の学年までは男女分かれて行動していたのですが、人権問題に熱心だったうちの中学校は私たちの代から大峰山に行かず、オリエンテーリングみたいなんに変わったのでした。
⑤百舌鳥・古市古墳群
日本最大の仁徳天皇陵古墳があるのがこれ。
「家の近くに古墳あるねん」っていうと、これと間違う人多し。
『ラストは初めから決まっていた』
ちゃんと実家にも送り、行く前に読み直し、リュックの中にも入れ・・・。
写真も撮ってきましたとも。
下山して、駅まで歩いて戻る
マップによると、王寺駅まで歩いて戻れるとのことで、そうすることにしました。
ということで、母とのウォーキングはまだまだ続く。
お読みいただき、ありがとうございました。