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結婚式のキャンセルが話題になっている②

前回の投稿からかなり時間が経ってしまいました。

前回申し上げた通り、実際のお客様とのやりとりをここに記載しておきます。多少事実をふんわりさせたところもあります。また、この話題もかなり落ち着いてきたこともありますので、今更感もあるやもしれません。其の中での出来事を挙げてきます。

コロナの影響をさほど重く感じていなかった

3月までの披露宴は、コロナの影響も加味しながら、開催かどうかを判断していました。新郎新婦によっては、大丈夫と判断し、多少お客様が欠席でも開催したケースが割と多かったように感じます。欠席については、十分な配慮をし、お金をいただかないなどの会場側の配慮も多く、まだまだ行けると感じた判断です。会場サイド、プランナーも含め、この程度であればなんとかなると思っていたものです。しかし、お客様によっては、非常に厳しく対応していた方も多かったも事実です。

ただ、総合的に感じていたことは、4月だって大丈夫だということ。新郎新婦の事情もありますから、おいそれとキャンセル、延期など私達からは言えない、そう判断していました。ただし、徐々に状況の悪化が進んでいった3月末のこと。ここからは、想像以上に大変だと思うようになっていきました。

4月開催の披露宴、新婦に言われたこと

何でも判断をするのは難しい。どこでどうするか、其の一瞬の判断でおおきく人生だって左右されるかもしれない。コロナの威力はここにあったのだと思います。

4月、5月と、少ないながらも担当をしている案件がありました。4月は研修の仕事もあるし、忙しいからとセーブをしましたが、まずはここが大変なことになりました。

4月であれば、もう日にちが少ないのは誰もがわかること。悩み悩んで、しかも準備はほぼ完了。あとは当日まで細かい準備を行うだけ。しかし、日々情報が変わります。コロナのことは決していい方向にいかず、むしろだんだんと悪くなるばかり。今思えば、都内ではない会場だったがために、判断をするのが一層遅くなってしまったと思っています。また、新婦が1人で判断するのがどちらかというと苦手であり、やりとりが一層多くなっていきました。最終判断は、新郎新婦になるため、おいそれとアドバイスができないのが辛いところ。何回も話し合っていたのですが、とうとう新婦の悲しみが爆発してしまいました。

「もし、開催して其の中でコロナになった人が出て、もしその人が死んだら誰が責任取るんですか?取ってくれるんですか?それでもやれってことですか?」

この言葉が、他の人にはどう響くかわかりません。しかし、この言葉が出るのはわかるだけに、ただただ辛い、でも判断してほしいとしか、あの頃の私は言えなかったのです。

判断が遅かったこともあり、日程変更しても、結構なお金を支払いますのでなおのこと、辛い選択だったのです。

なぜ日程変更なのに、お金が発生するのかという疑問が出てきますね。実は、日程変更をするために、一旦キャンセル料を支払うと契約書にあるのです。しかし、キャンセル料は日を追う毎に高くなります。そこでキャンセル料は免除し、その代わりかかった経費は実費でいただくというシステムなのです。日が迫っていたこともあり、経費も決して安くはなかったのです。

どうしても挙式をしたいお二人、特に新婦が強く思っていましたので、なおのこと、判断に迷ったのだと思います。

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結局日程変更で着地したが・・・。

しかし、判断はいつかしないといけません。期日を設けて、判断をしてもらったのですが、いずれにしても苦渋の選択ではありました。

もりさん、私たちお金がないんです、何とかしてもらえませんか?

その言葉は若い2人にどれだけ苦痛を与えているのか。

結局日程変更に決まり、特例での対応となりました。しかし、そのご日程変更も中々良い日がなくて、これまた揉めてしまった・・・。

結果、何とか収まりましたが、コロナ対応は、今まで経験をしたことがなかったために、すっきりしない結果が多かったと感じております。

契約書の見直しが必要なのか

やはり、ここに尽きるのでしょうね。一旦コロナを経験しましたから、特例など作って対応するしかない。お客様の言い分は本当によく理解できるのです。しかし、私たちも今までの経費が無しになってしまったり、全てが無しになるわけにもいかない。

今後、何が起こるかわからない、そういう経験をさせられたのだと思うしかないのでしょう。

キャンセル対応については、まだまだこの先がありました。




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