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「作品と人格は別物か?」

「作品と人格は別物か?」
あなたはどう思う?

まず、俳優の役作り、当たり役と混同してはいけない。
殺人犯役は殺人犯ではないし、嫌な姑役は実際には優しい義母だったりする。
その昔、東京ラブストーリーでさとみ役を演じた有森也実さんは、あまりにも役がハマりすぎ、その印象が抜けず、その後の仕事に影響を与えてしまったと言われている。

歌手はどうだろう?
沢田研二さんが聞き分けのない女の頬をひとつふたつ張り飛ばしてはいないと思うけど、島倉千代子さんの人生はいろいろあっただろう。

しかし、自作自演のシンガーソングライターはそうはいかない。
曲のイメージがそのまま「人格」と、捉えられてしまう。

「家族になろうよ」の福山雅治さんは、当然のように家族を愛する人間と思われている。
「何度でも」と歌うDreams Come True の吉田美和さんは、不屈なハートの持ち主。
「夏が来る」で何もできないお嬢様をディスった大黒摩季さんは、男に媚を売ることなんでないでしょう。
その人の人柄が作品ににじみ出ていると信じて疑わない。
でも、福山雅治さんはこっそり不倫しているかもしれないし、吉田美和さんは泣き虫かもしれないし、大黒摩季さんは何にもできないお嬢様かも。

シンガーソングライターって、楽曲のイメージと本人が重なる分、戦略、ブランディングが大変だろうなぁと思う。職業作家とは似て非なるもの。

私は個人的に「作品と人格は別物」と思いつつも「人格は作品ににじみ出る」と思っている。
だから、シンガーソングライターや小説家の作品に惹かれるのだ。
音楽文学だけではない。
料理にもまた、その人柄がにじみ出る。

だからと言って、そのタレントが不祥事を起こした時、その楽曲やドラマ・映画作品等が取り下げられることには大きな疑問がある。
「世に出た作品を取り下げることに何の意味があるのか?」と思う。
単純にそういうこと。
取り下げることによる、共演者への負の方が大きい。
まぁこれは、さっきまで私が書いていた「作品と作者のイメージ」とは別問題なんだけどね。

支離滅裂でごめんなさい。

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