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【ランニング】走る目的はずばり、フィットネス
おととい、ジュビロ磐田メモリアルマラソンに参加しました。そしてハーフマラソンを走り切ることができました。
大会後のXでは、タイムがよかったの、平凡だったのと投稿が続いています。また、足袋で走るって体にいいの?痛くならないの?と、何度か声をかけられました。
☆これはあくまで、個人的な考え方でほかの人を否定するものではありませんが☆
私は、走ることはあくまでフィットネスと捉えています。
つまり人生の基礎体力づくりです。
タイム向上を目指して体に負荷をかけすぎたら、それはスポーツ。
スポーツとフィットネスの違いは?体にかける負荷が過剰になりがちなのか、適切なのかの違いです。
今日は「これを読んだら走りたくなる」記事をめざして書いてみます。
原始の狩猟時代、私たちは時には日をまたいで、お腹を空かせながら獲物を追って移動したことでしょう。それには心肺機能と、筋肉の持久力が必要だったはずです。
そして、いざとなったら素早く動いて大きく出力し、獲物をしとめた。そうしなければ生き延びられなかった。
だから→→長く走れるように体が構成されているのだ、速筋と遅筋(白筋と赤筋)がバランスよくついているのが人間の特徴だ。
そう知ったとき、私はなるほどと膝を打ちました。
スポーツについて
例えばゴルフでより良いスコアを上げるためには、フィットネスとしての基礎体力向上が必要です。ここぞというショットで、脳内ホルモンを安定させて、繊細な一打が打てるためには、そこまでの体力と脳内スペースに余裕があるのが前提です。
核心となる行動を迎えるまでに、いかに体力脳力を温存できるか。
そしてスポーツは、基本的には「体に無理をさせる」ものです。
登山、テニス、柔道、あらゆるスポーツは、記録や勝敗を賭けて、体をぎりぎりまで追い込みかねません。
フィットネスは、そのための基礎体力づくりです。
頑張るべき、追い込んだときに、怪我なく粘り強くやり遂げるためには、基礎体力が必要。そのために日常的に走る、適切な負荷を関節や筋肉、循環器にかける。全身の呼吸機能、循環機能を向上させておく。
これ、スポーツ以外にも同じことでしょう
楽しい予定がぎっしり詰まった旅行も、体力不足で具合が悪くなったら台無しです。体力的な余裕があればあるほど、行程を楽しめます。
旅行を 人生 と置き換えてもいいですよね。
また、仕事で大事なプレゼンがあって緊張する日も、普段から心拍数トレーニングができていればこそ、体が勝手に「ああ、これぐらいの心拍になっても大丈夫。そのうち正常に戻る」という経験値を積んでいることがプラスに働きます。
おとといのハーフマラソン、個人的な目標はいくつかありましたが、記録や順位にはこだわりませんでした。ただいつもの足袋で走ることには こだわりました。
バネの効いたシューズならタイムは伸びるかもしれない。でも私にとって、タイムはコンディショニングの目安であり、大会はモチベーションレバーでありスパイスです。
日々、顔を洗って歯を磨くように走る。心拍数をみながら、フィットネスとして走り、体を整える。
大会に出ることでモチベーションを維持し、仲間とのつながりと経験を得る。
ランニングは人生を輝かせるためのフィットネス。
私はそれを自ら実践しながら、人に伝えていけるトレーナーでありたいです。
走る際のターゲットや指標となる心拍数については、他の記事もご参照ください。私自身は口を閉じて走れるぐらいの、「苦しくない」ランを日々続けています。それでいいのだ。
最後に、足袋ランニングについて。
地下足袋でのランニングは、10か月前から始めました。少しずつ距離をのばして、足への負荷をかけてきました。
地下足袋は足裏のクッションがない分、繊細に地面の情報をとらえて脳にフィードバックします。逆に言えばごまかした走りをすることができません。
だからこそ、足が本来持っている力をひきだして、足のインナーマッスルを刺激して、より細やかな運動連鎖を引き出し、脳も一緒に鍛えることができるはずです。
具体的にいえば、足首を曲げる、伸ばすという一軸じゃない多元性を引き出せるのもその一つです。
だから足袋ラン、つまり旅ラン。
私の地下足袋は、地元である浜松まつり用の、祭り足袋です。
人生は祭りであり旅(タビ)である、って考えると面白くないですか!
私は足袋を相棒に、はだし感覚で、踊るように人生を歩いていきたいです。