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【読書おすすめ】反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」(草薙龍瞬)

私達はすぐに、カッとなったり落ち込んだり、過剰反応したりしてしまう。心はもともと「求めるもの、それ故に渇き続けるもの」という性質のものだから、どうしようもない面もある。
大切なのは、悩みをなくそうとせずに(過剰反応しないで)「理解する」こと。反応しないこと。

方法論としてはざっくり言えば、
①マインドフルネスでそらす(今ここの感覚に集中する)
②動作・心の状態を徹底的に言葉で確認する。「理解する」

と、私は受け取りました。

七つの習慣ー1「刺激と反応の間に選択を置く」にも通じるし、
先日読んだ『感情は、すぐに脳をジャックする』の「認知→受容→選択」にも通じるなと感じました。

ブッダのエピソードとして心に響いたものを一つだけ挙げます。
理不尽に争いをふっかけられたときに、静かにこう返したそうです。

「もし罵るものに罵りを、怒るものに怒りを…返したならば、その人は相手からの食事を受け取り、同じものを食べた事になる。
私はあなたが差し出すものを受け取らない。あなたの言葉はあなただけのものになる。そのまま持って帰るが良い」

相手に反応して心を失わないことが最高の勝利。日本的に言えば、同じ土俵にのらないってことですね、きっと。
私の周りにも、人への恨みを抱えこんで、自分の心に火箸を当てているような子がいます。この本のように、彼女の心にストライクで入る言葉が、私にも見つかるといいな。


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