【お茶の話】煎茶じゃないお茶
山里の家を訪ねた時の話、つづきます。
山菜を入れた袋の中に、静岡新聞の切り抜きを入れてくれてありました。たぶん新聞読んでて、私を思い出してべりっと破っておいたんだな。
煎茶ではない、古くからあるお茶の作り方についてのコラムでした。
ふむふむ。柿の葉で作るお茶みたいな作り方です。説明によると煎茶よりもカフェインが少ないようです。
これなんか全く、どくだみやびわ、その他の野草茶と同じですね。
私も実はこういうやり方で、茶の葉で作ってみたことがあります。煎茶とは全く似て非なる味で、どちらかというと癖がない印象だったのを覚えています。
お茶の葉っぱは天ぷらにしても、平凡な味だしなあ。
こういう話を聞くと、煎茶という飲み物がいかに贅沢かと感じます。
蒸したり潰したり伸ばしたり、時間も手間ヒマもかかる。よくも今のような作り方を思いついたなあ、どういう経緯があったのかなと思いを馳せます。
ましてや、手揉み茶なんてほとんどが機械化された現代で、手揉み技術を守り続けていることが、いかに頑固で贅沢なことか。
時代の遺物も甚だしい!!
でも好きなんだよなあ。
我が家には緑茶はもちろん野草茶もあれこれあります。緑茶で十分足りているのに、そこいらで採ってきた野草を干すのも好きなんです…ひとりではとても飲み切れん(;´∀`)それなのに、息を吸って吐くように作り続けてしまうのであります。今も、ベランダではヨモギが風に揺れています。
画像はドクダミと、えーと、レモングラスだったかな。。。