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【商業出版する方法+α10】〜clubhouseの出版トーク会を聴講してみた気づき。
先日ですね、日本実業出版社というビジネス書の会社の編集長さんにお誘いを受けたのと、元同僚で星渉さんの『神メンタル』を担当した編集者が登壇するということで、clubhouseの「出版の座談会」というルームを聞いてみました。
主宰は”輸入ビジネス”の第一人者で著作も何作も出している、大須賀祐先生。他にベストセラー出しているTさんという女性の編集者さんや、Sさんなど、力のある版元の編集者たち、
また、本田晃一さんや武田双雲さんをはじめとしたベストセラー著者なども交えたぶっちゃけ「出版」お話会。
面白くて当初の時間をうわ回る3時間があっという間でした。
それを聴講して思ったことを、ざっくばらんに書きます。
1、今も昔も売れる本・商業本を作っていく真髄に変わりはない。
→登壇している版元編集者の人たちの話を聞いていて「ああ、やっぱり良い本作りのノウハウやスキルって普遍性があるなあ〜」って思いました。
私が勤め編集者時代からやっていること、聞いたことと全然変わってないんだなあーって。
その意味では、ビジネス・実用書の編集者の本作りへの思考ってある意味共通していますね。
「企画がフワッとしている、となると企画会議で通らない」
「なぜこの著者がこの企画で本を出す必要性があるのか、を突き詰める」
「”面白さ”が良いよね」
「今までにあるようで無かった情報集約の本がユニークだよね」
・・・みたいな話って、そうそう!って私も感じていたので、「ま、これで良いんだな」と答え合わせできて良かったです。
2、参加著者も多彩だった。
→輸入ビジネスの第一人者でもある、ビジネス書著者の大須賀先生(主宰)や、本田晃一さん、武田双雲さんを初めベストセラー著者や、フリーの編集など多彩な顔ぶれ。
本田晃一さんがやっぱおもしろかったなあ〜。
武田双雲さんはKADOKAWAの同僚Nくんも言ってたように「天才」なんで、この人の出版方法は真似しない方がいいです。
また武田双雲さんは、そもそも”アーティスト(芸術家)”なんでビジネス・実用ネタがあるようでない。”タレント”でもあったりするから「フワッと」売れていける人でもある。
(本人の特性的にもね)
真似はしない方がいいし、真似しようとしてもうまく行きづらい人多し!だと思います。
というのも
>自分が楽しく話していたら本出せてた!
みたいなこと愉快に話してたんだよね。
いや、でもそれは流石に「武田双雲」だからだよ!ってNくんと同様にツッコミ入れてしまった(笑。
ちなみに武田さんの場合は、ビジネス書とか実用書ではないです。
再現性はないのでお気をつけて(笑。
3、クラブハウスの難点
→クラハの難点を発見した。それが聴講者が気軽に「コメント」やアウトプットできない点。
チャット盤がない、ってところかな。申し訳ないけど、モデレーターの人しか盛り上がってない感じがするのよね。
その意味でも、クラハのSNS”メディア”としての成長度はいかがなものかと。
どうにも選民主義的に感じるし、地下活動にも思えて仕方がないかな。
私がクラハに進出しないのは、やっぱ顔が見えなくてそこにヘタなストレスを感じるのと、参加者同士のコミュニケーションが制限されている点です。
Facebook やyoutube LIVEのように気軽にコメントが書けないので、双方性が希薄。いやはや、なんとも暗いSNSだ。
ビジネス活用できる方は全然やっても良いかと思いますが、私は好かんかな。。
4、最後に。
大須賀先生が
「出版するなら覚悟して、本を作って、著者も責任持って売ろう!」
とおっしゃってたのが印象的でした。
売れっ子ほど「自著は自分でも売っていくものだ」という見解があって、ホッとします。
ビジネス・実用書は文芸や小説、人文の世界とは全く!!違うんですよ。
ビジネスをしている人が、出す本でもあるし、「結果的に」ビジネスツールとして自著が自分の分身として出るからこそ、
大須賀先生も
「著者も広げる義務と責任がある」
おっしゃるように私も同感です。
そういう世界だからこそ、新人著者も文芸の業界と比べて続々デビューできるから下手に廃れる業界でもないと思います。
あと、ベストセラーばかりが良い本でもないから。
モデレーターの日本実業出版のN編集長のように400ページ、2700円の本が4刷・5刷と売れていくのもめちゃくちゃ出版社にとっては儲けになるし、今そういう本が逆に売れ行きがいいので(チープな情報を本で買いたくないんだと思います。SNS全盛の時代だからね)、
>手堅く売れる本
というのを目指した方が、何冊も出せて売れて良い「著者活動」ができるようになると思いますよ(^^
ということで、本日はここまで。
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