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SEXと遊び心
ちょっと前にSEXをテーマに意見が交わされる場に参加した際、あるひとりの女性の意見にあれ?っという違和感を抱いた。
「パートナーとSEXについて話し合ったり、自分の意見を伝えることが大切だと思う」
そのようなことをその女性は口にしていて、「うむうむ、同感です」と私も頭のなかでうなづいた。
「でも、互いに話をするときってムードをつくったりとか、いろいろ難しいじゃないですか。なにかコツってありますか?」
女性は続けてそう問いを投げた。
「あれ、、?パートナーとSEXについて話すときにムードって必要?難しいものだっけ?」
そう、ここで私の違和感が浮上する。
その女性にとってのムードなるものは、いつもよりもお化粧バッチリに勝負下着なるものをつけて準備万端な状態で、ということなのか。
それとも、暖色の照明が少しの明かりを照らすふたりっきりの空間でお酒を飲みながら談笑して、ということなのか。
彼女にとってのムードが何を指しているのか私にはわからないけれど、自分の性生活ではそのようなことはあまり必要とされていないと思った。
私自身がパートナーとSEXについて話している場面を思い返してみると、行為の最中だろうが、普段の生活のなかだろうが、あまりシーンは選んでいない。
彼をSEXに誘っている場面を例えるなら、
小学生のこどもが「ね〜、一緒に遊ぼうよ!」というくらいのノリとテンションだと思う。
今日は忙しいと言われれば 「オッケー、じゃあまた今度ね!」
あと30分後ならいいよ〜と言われれば 「わーい、楽しみ♩」
向こう3ヶ月は仕事の山場だからしばらく厳しいかも、、と言われれば「まじかー、じゃあ他の人と遊んでくるわ!(一応冗談)」
という具合に。
SEXにまつわる要望をパートナーに伝える際であれば、
「私は〇〇だと嬉しい or 悲しいから、〇〇して欲しい or して欲しくない」
という〇〇に当てはまることを一旦自分で整理する。
相手が平常時のメンタルや体調であれば、一緒にご飯を食べているときなどに伝える。
今日の晩ご飯なに食べる?とか、週末ここにお出かけしようよとか、それくらいのテンションだと思っていて、パートナーもいつものテンションでレスをする。(まぁ、私が伝える内容によってはちょっとしょんぼりしたり、嬉しそうになったりもするけれど笑)
冒頭で述べた今回の会にて別の女性とおしゃべりしたところ、自分と近い感じだったのだけどやはり個人差が出るところなのだろう。
なんというか、性やSEXのことって変に意識されすぎていたり、触れてはならないものとして扱われているけれど、もうそういうのいいんじゃない?って思うことは多々ある。
ハリー・ポッターでいうところの、”名前を言ってはいけないあの人”的な扱いというか、過剰に恐れを抱いて距離をおいているあの感じ。
SEXや性って、私たちの当たり前として日常の一部として、もっと気軽に捉えてもいいんじゃないかなぁ。
今日の晩ご飯と一緒くらいのテンションで、好きなものが出てきたらそりゃ嬉しいし、ご飯がなくても死ぬわけじゃないし、どっか外で食べてもいいんだし。
世の中が云々というより、各々の性に対する捉え方がもっと身軽になれば、性生活も楽しくなるんじゃないかなぁと。
性においてこそ、遊び心と軽さを大事にしたいと思う今日このごろでした。