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日本語教師の仕事は大変?

こんにちは、フランス在住日本語教師のリカです。

今回は、オンライン日本語教師は大変な仕事なのか、私なりに回答していきたいと思います。

SNSで「いつでもどこでも稼げる」という売り文句でオンライン日本語教師の仕事のことを発信されている方はたくさんいるので、楽に稼げる仕事のように受け取っておられる方もいらっしゃると思いますが、「本当はどうなの?」って思いませんか?


はじめに

インスタグラムを見て下さっている方は、知っている方もいらっしゃいますが、私は2020年から日本語を教え始め、2022年に病気になり1年ちょっとお休みをしていました。その1年ちょっとの間、日本語のレッスンを再構築し、新しい形で再開して今に至ります。

橋本病といって、簡単に言うと甲状腺ホルモンを出せなくなる病気ですが、病気の症状が一番ひどかった頃は、外出することはもちろん、1分立っているのもしんどくて息切れするほどで、1日のほとんどをベッドかソファで過ごしました。

今でも、病気と向き合いながら日本語を教えており、疲れが目立つ日もありますが、体調が安定し、病気になる前の体力に近づいてきたのでお話しようと思いました。

日本語教師は大変?

オンライン日本語教師の仕事は大変ですが、良い点もたくさんありますし、工夫次第でとても働きやすい環境を作ることが出来る仕事だと感じています。ひとつずつ説明していきますね。

1.授業時間外の仕事が多い

日本語教師は授業の時間外の仕事がとても多いです。体力が結構必要

レッスンの資料を準備したり、宿題を準備したり、生徒さんの文を添削したり、、、こういうのって全部レッスンの前後や合間の空き時間にしますよね。生徒さんやレッスン時間が増えてくると、準備時間を圧迫します。

オンライン日本語教師の仕事って、仕事量に合わない給料だと個人的には思いますが、病気になって気が付いたのは、私は働きすぎだった、ということです。

自分で働く時間を決めないと、起きている時間ずっと働いているなんてことにもなります。実際私も1年目の頃は、資料を作りながら教えていたので、レッスンまでに間に合わせるのに必死で、寝る間も惜しんで、寝る直前までパソコンで作業をしていました。重労働ではないものの、1日15時間ぐらい働いていたと思います。私は要領が良いタイプではないので、こっと効率よくできたかもしれませんが、、、もっと教えたいし、もっと稼ぎたいから、仕事が増えるのは嬉しい反面、いつも時間に追われている生活はストレスフルでした。

▶私の今の働き方について

私の改善点(緑はレッスンの予約可能時間≠実際のレッスン時間とは異なります)

9月から数字を追うのをやめて、自分の健康のためにスポーツをしたり、フランスでの生活の質を上げるために、フランス語の勉強をする時間をつくることにしました。私は、数字を追い始めると頑張りすぎて体調を崩す傾向にあります。スタミナに自信がありましたが、今では体調と相談しながらゆったりと働いています。

日本語レッスンの予約可能時間を減らしたことで、ほとんど毎日3時間以上連続のレッスンをすることになりました。今までは、朝9時と夕方17時にレッスンが入っていたり、一時間おきにレッスンが入っていたりして、全然気が休まらない…なんてことが結構ありました。

なので、予約可能時間を減らしたことでレッスンがまとまって、趣味や資料作りや休憩にまとまった時間が取れるようになり、自分のペースでの生活がしやすくなりました。


2.楽して稼ぐのは本当に大変!

割に合わない仕事だと先ほど申し上げましたが、もともと日本の企業でフルタイムで働いていた私にとって、フリーランスのオンライン日本語教師として稼ぐのは本当に大変だと思います。有給もありませんし、残業代も出ません(-_-;)

企業で働いていた時は週に40時間働いていましたが、現在はレッスンは週に最高15時間です。しかし、50分のレッスンのために資料作りは2時間以上かかるので、実際は同じぐらい働いていると思います。

現在の収入は、日本の企業で勤めていた頃の2分の1ぐらいでしょうか、、、一人で生活が出来る金額ではありません。夫に感謝😿

稼げば稼ぐほど忙しくなる仕事なので、ゆったりしつつ、がっつり稼ぎたい方には不向きと言えます。私は、まだフルタイムで教えていないので収入は低いですが、日本語教師1本で収入を得るには通常のフルタイム以上に頑張らないといけないと思います


3.居心地の良い場所で働ける

先ほど、授業時間外の仕事について話しましたが、オンラインの時間はあっという間に終わります。

自分がメインで話している時間が長いのと、生徒さんとじっくり向き合う我慢強さが必要なので、精神力も体力も使います。ですが、居心地の良い空間を作って仕事をすることができるので、働きやすいです。

自分で場所や環境を選ぶことができるので、安全で心地が良い場所で教えている安心感があります。得に体調が良くなかった時は、慣れている場所=自分の家から働けることがとても大切なポイントでした。

私は、体調が不安定な時期もありましたが、先生として、レッスンを休んだことが1度もないです。プロとしてはデスクで教えるのが大事だと思っていますが、体調が悪い日は、癒しアイテムを用意して、よりゆったりとした場所で教えることができたからだと思います。

体調が悪い時に使うものたち



4.働く時間を自分で決められる

(1)で少しお話しましたが、働く時間は自分で決めることができます。計画的な休みも取りやすいので、とても働きやすいです。

私の場合は、日によって実際に働く時間は異なりますが、働き始める時間は早くても9時から、働き終わる時間は遅くても18時まで、と決めています。そう決めることで自分の時間や、家族と過ごす時間を確保しやすいです。

休めば収入が無くなりますが、病院へ行ったり、長期休暇を取ったりすることも可能なので、予定に合わせてレッスンをすることができます。

オンライン日本語教師として企業で働く以上の収入を稼ぐのは相当の努力が必要ですが、副業やパートとしてほんの数時間だけ働きたいと思っている方にいいかもしれませんね。

まとめ

フリーランスの日本語教師の仕事は大変なことも良いこともたくさんあります。今回はその中で私が思った4つのことを紹介しました。

  1. 授業時間外の仕事が多くてしんどい

  2. 楽に稼ぐのは難しい

  3. 居心地の良い場所で働けて良い

  4. 働く時間と休む時間を自分で決められる

ということで、頑張った分だけ収入につながる仕事なので、稼げば稼ぐほど忙しくなって生活のバランスをとることが難しくなると思いますが、自分の工夫次第で楽しくも出来ます。自分の働き方をしっかり決めることで自分の時間も守ることが出来ると思います★

参考になればうれしいです。聞きたいことなどあれば、ぜひコメントで教えてくださいね。

では、また次の投稿で!

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