バレエの指導①
バレエのストレート気味の姿勢の利点
・まっすぐのほうが強度が高い
・重心を上げて、軽く素早い動きができる
・背中の筋肉が伸びるーより柔軟な動きができる
重心の位置を教える(通常は骨盤のあたり)
・いまどこにあるか?を正しく教える
・素早く重心の位置を変えることを大人には伝える
立ち方の指導法
・頭のお団子
・頸椎一番
・頸椎6番
・肩甲骨下角
・ウエスト
・尾てい骨
・かかと
を横から見たときに一直線
プリエでは一直線にエレベーターのようにプリエする。
まずこの構築が一番大切で、一番初めに教えて、一番大事にすること。
まずは立ち方だけを教える。足を開くやテクニックは次。
ターンアウトとは
「大腿骨をヒップソケットの中で回旋させるムーブメント」
と言われている。
ターンアウトの条件
・大腿骨頸部の形、またそこが収まる角度
・股関節のソケットのくぼみの位置
・Y靭帯(腸骨大腿靭帯)の柔軟性
これらは、生まれ持ったものなので
努力で変わるものではなく
☆股関節と大腿にある筋肉の柔軟性
↑これだけが、努力で改善できるもの
ターンアウトの利点
・どの方向にもスムーズに働くことができる
・引く力とそれに抵抗する力作用しあうため、安定感が増す。
(アラセゴンドに上げた足に負けないように
軸足をターンアウトさせて、相反する力を発揮させる)
・十分にターンアウトすると
筋肉の使い方が通常とは異なり、細く長い筋肉を発達させることができる。
180度のターンアウトは実現可能か?
・通常では45度。プロでも70度が限界といわれている。
・残りはひざ下で回している。(下腿外旋)
正しく行わないと、膝を痛める。
ターンアウトを助ける筋肉は
内転筋と外転筋!
筋力を鍛えるためには
まず、パラレルでの外転運動を行うのが大切。
バレエでは鍛えられないので、
パラレルでトレーニングする。
レッスン以外の時間にはターンアウトしない、パラレルで正しく歩くことで
最終的に、ターンアウトできることができる。
初心者さんには(幼児)
「まず、バレエの立ち方の習得!」
・時間がかかるけれど、
それが定着して本人が理解できるまで
根気よく行う。
初級者さん(小学生低学年)
「正しい姿勢を、
ターンアウトでもキープできるように練習」
(特にかかとと尾てい骨を一直線にしたい。
ので、最初は180度ではなくてよい。
10歳を過ぎたころから180度を目指す。)
「足の重心5,3,2」
「真ん中にスケートシューズを履いているように
センターを意識する」
「真横から後ろに足を回すとき
(デミロンド)斜め後ろまで横だと思って、
しっかりと股関節を回していくこと」
(おしりから、足を分離して回す)
(プチバットマン、腿もひざ下も
横に回したままおこなう)
(ロンでジャンプアンレールも同じ。
まっすぐまげて、前側に回して伸ばすーアンディオール
前から回してまげて、一直線に伸ばすーアンデダン
☆イメージを持つのも大切!☆
内側の筋肉が長くなるように、
空中で細いラインを描くように・・・など
☆大殿筋を使いすぎない
殿筋はとても強力。使いすぎると股関節が動かなくなる。
ターンアウトのついでに動かされるという意識。
☆チェックポイント☆
ひざ下のターンアウト
骨盤の安定(股関節以下を切って動かさないといけない)
軸足の使い方と意識
背中からアームス
等
中級者さん(10歳以上)
「動きの中で正しい姿勢・使い方を継続」
☆rotate
☆resistance
☆おしりの後ろ
「つなぎがうまい子がうまい」
そのポジションに行く前、入り方のポジションがあっているか?
それを修正すると
最終的なテクニックができる!(よいプレパレーションは回れる)
痛みやケガがでるのは、着地が一番多い。
☆かま足を予防する!
つま先の伸ばし方☆
通常は、中指に伸ばしていく(かま足)
バレエは、親指のラインに伸ばしていく
☆パッセの位置☆
・最初はふくらはぎの高い位置
・次はお膝の内側のくぼみ
・膝の上
どこが一番きれいに見えるか?
と
骨盤の高さが平衡を保たなくてはならないので
高く上げるにはターンアウトを
たくさんさせながら持ち上げていかないとなりません。
ので、ルティレを高く上げるよりも、骨盤の高さを保ちながら
だんだん上げていければよいと思っています。
段階的にアドバイス。
とにかくターンアウトより、
正しい立ち方!アライメントを
最重要に。
アームス肘と肩は同じライン
+
肘を誰かに後ろに引っ張られているように。
と説明すると
しっかりきれいにアームスが張れるようになります!(^_-)-☆
☆肋骨のポップアウトを改善しながら
背中を広く保つ
☆左右差を減らし
☆正しい反復を行う。