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ブログ8回目:加齢は華麗! もう50代だからこそ──健康寿命とお金を見直すチャンス



こんにちは、FP萩尾璃香です。

「加齢は華麗!」という萩尾璃香の合言葉、これはまさに今の日本社会を映し出す言葉ではないでしょうか。
なぜなら日本人の平均寿命が世界トップクラスであるだけでなく、健康寿命も着実に延びているうえに、高齢者の就業率や社会参加率も年々増加。人生100年時代を意欲的に楽しむ人がますます増えているからです。

1. 日本人の「健康寿命」は確実に伸びている

2022年時点で、男性の平均寿命は81.05歳、女性は87.09歳。これは世界的に見てもトップクラスの長寿国だという証拠です。
さらに、健康で活動的に暮らせる健康寿命も、男性72.57年、女性75.45年に到達。
このデータをみると、「もう50代だから…」と諦めるのではなく、あと30年以上の人生をどう充実させるかを真剣に考えるきっかけになりますね。

ポイント: 平均寿命と健康寿命の差(男性で約8.5年、女性で約11.6年)をどう縮めるかが、これからの“幸せな長寿社会”づくりのカギ。

(データ出典:厚生労働省「令和4年簡易生命表」「国民生活基礎調査」)

2. 高齢者の就業率・社会参加がさらに上昇

65歳以上の就業者数は2023年に914万人で過去最多を更新。就業率も25.2%に達し、65〜69歳では2人に1人(52%)が働いている計算です。
また、65歳以上の社会参加割合は男性61.5%、女性62.1%といずれも上昇傾向。「もう歳だから」ではなく、“まだまだチャレンジできる”と考える高齢者が増えている証拠ですね。

(データ出典:総務省「労働力調査」内閣府「高齢者の社会参加に関する実態調査」など)

3. シニア世代のお金の動き:資産形成と投資

日本の家計金融資産のうち、60代以上が保有する割合は6割を超え、現預金は全体の3割を占めるとも言われています。
また、投資行動を見ると、50代で投資している方の割合は約28.2%。NISAでは60歳代以降の買付額が多く、特に一般NISAを活用するシニア層が増えています。

「もう50代だから…投資は遅いかも?」と感じる方もいるかもしれませんが、人生100年時代です。まだまだ先は長いので、リスク許容度を慎重に見極めたうえで始めてみるのも一つの手ではないでしょうか。

(データ出典:日本銀行「資金循環統計」金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況」など)

4. 健康寿命延伸プランと、長く働く社会

日本政府は「健康寿命延伸プラン」を掲げ、2040年までに健康寿命を男女とも75歳以上に延ばすことを目標としています。
健康で働き続けることで、家計にもプラスになることが多いのは間違いありません。医療費や介護費の負担を減らしつつ、社会参加や就労による収入が期待できます。

(データ出典:厚生労働省「健康寿命延伸プラン」

5. 家計の固定費を整理・最適化しよう

では、実際の家計管理では何をすればいいのでしょうか?
固定費の最適化は、シニア世代に限らず大切な第一歩です。
• 保険の見直し:
古い保険で割高な保険料を払っていないか、いまのライフステージに合っているかを確認。
• 通信費・光熱費:
インフレ期にはエネルギー価格が高騰しやすいため、プランやプロバイダの見直しで思わぬ節約になることも。
• サブスク:
加入していたものを忘れていないか、月額料金と利用頻度を再確認。

【1月15日のニュース】米国の消費者物価指数(CPI)が再び上昇傾向に?

米労働省が発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で2.9%上昇。これで3カ月連続の伸び率拡大となりました。市場予想通りだったものの、「インフレ懸念が再燃しかねない」との声も出ています。
米国のインフレが再燃すれば、エネルギー価格や輸入コストなどを通じて、日本の家計にもじわじわ影響が及ぶ可能性が高いです。だからこそ、いまのうちに固定費を見直して、支出をコントロールしておくことが大切です。

(データ出典:米労働省、Bloomberg、Reuters など)

6. 「もう50代だから…」をプラスに活かすライフプラン

1. あと30年以上の人生設計
• いま50代なら、80〜90歳まで生きる可能性は十分考えられます。
• 「健康で自立した生活をいつまで続ける?」という視点から、どんな働き方・暮らし方をしたいのか具体的にイメージ。
2. 人生100年時代の資産形成
• 投資するか、しないか。
• どのくらいリスクを取れるか。
• 年金だけでは不安なら、積立投資やiDeCoなども検討してみる。
3. 社会参加で心身ともに元気に
• 仕事だけでなく、ボランティアや地域活動、趣味のサークルなど。
• “何歳になっても輝ける”と信じられる環境を、自分自身で探し・作る。

まとめ:加齢は華麗、まだまだ変われるチャンス

「もう50代だから…」と聞くと、ネガティブに捉えがちですよね。でも、本当は「もう50代だからこそ、新たなステージを作れる!」と思いませんか?
健康寿命や資産形成を意識して、少しずつでも行動を起こせば、これからの人生はもっと豊かになる可能性が大いにあります。

米国のCPI上昇が示すインフレリスクや、日本の社会保障の行方など、不確定要素は確かに多いです。だけど、「加齢は華麗!」を合言葉に、人生後半戦を楽しむ準備をいまから一緒に始めてみませんか?

みなさんもぜひ「加齢は華麗!」と思える豊かな未来を見つけてみてくださいね。

FP萩尾璃香
「Go!Go!加齢! 華麗に目指す120歳」





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