プラリドキシムヨウ化メチル(パム(PAM)、オキシム剤)
プラリドキシムヨウ化メチル
(パム(PAM)、オキシム剤)
「有機リン剤中毒」の特異的解毒剤である。
地下鉄サリン事件の際、病院に搬送された被害者の解毒に最も活躍した薬品。神経ガスによる攻撃に対して有効である。
有機リン剤とは
神経系・呼吸器系に対する毒性がある化合物が多いことから第二次世界大戦ごろから殺虫剤として農薬に使われている。「ホス(phos)」が付く農薬はたいてい有機リン剤である(ただしホスゲンは無関係)。また人への神経毒性が高い化合物も多いため、神経ガスとしてサリンなどが開発された。人の中毒症状としては縮瞳が特徴的である。公衆衛生、学、労働安全衛生、労働災害では、毒性のある化合物について特に疾病原因や汚染物質として扱う。
MEMO
原因不明の手足の痺れ、身体の麻痺、呼吸困難等の症状を訴える方に対して、プラリドキシムヨウ化メチルが有効なのではと思うところあり、自分用のメモとして記す。
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