もらってばかり
泣きたくなるほど好き。
誰かを好きになる時の"しんどさ"というものは多分、きっと、いくつになっても変わらないんだろう。
いっそ君なんていなくなってしまえばいいのに、なんて。もしいなくなってしまったら困るのに。
いつだか君が自分以外の誰かのことで悩んだり辛くなったりするのは困るけど、自分のせいで私がしんどくなることはむしろ嬉しいことだと言った。
勘弁して欲しい、と思った。でも自分が君の立場だったならば同じことを言うだろう、とも思った。
付き合い初めはどちらかといえば君の好きの方が重くて可愛いなあなんて思っていたのに、気づけば今じゃ私の好きの方が多分、重たい。
実際の重さなんて分からないし、測れるものでもない。だから本当は同じだけお互いに想い合っているのかもしれない。
ずっと君のことを考えてた。いや、それは毎日の事なんだけれど、昨日は仕事中でも泣きそうになってしまうくらい。
いつも支えて貰ってばかりだなあと、ふと思った。私の全てを受け入れてくれて、許してくれて。君の好きがあまりにも優しくて温かすぎるせいで、どんどん私は君に依存してしまって、自立できなくなってしまった。
こんなに誰かを好きになって、依存してしまったのは生まれて初めてのことのような気がする。初めて、と言い切ってしまうのは何だか大袈裟な気がするし、いつだって過去のその時は必死だったから、確かなことは言えない。
私ばかりが支えて貰って、優しくされて、受け入れられて、愛されて、もらってばかりだと思った。
私は君に何もしてあげられてないんじゃないか。
そもそもこんな私がしてあげられることなんて何一つとしてないんじゃないか。
私に君は必要不可欠だけれど、君にとって私は必要なのかなって不安になったり。
そうやってネガティブなことばかり言っていると卑下するなって怒られちゃうんだけれどね。
あー。
泣けてくる。
好きすぎて。