トースターで焼いてマズいものなんてこの世にない説
トースター必要(過激)派です。
オーブントースター。
パンを焼くのはもちろん、ピザやおもちを焼いたりお惣菜のあたためだったり。なんでも焼けるんです。しかもおいしくなる。
とりあえず焼いてみてほしい。パンなら惣菜パンはあたりまえ、甘いパンも焼いてみて。サクサクじゅわ〜。
最高なんですよ。必要不可欠、ない生活は考えられない。
実家には電子レンジとは別にトースターがあり、生まれた頃から当たり前にトースターを使っていた。
なので、一人暮らしをするときも必要な家電としてトースターを買ったし、なくてはならない家電のひとつだった。
しかし、生きていくなかで「トースターが必要ない」という人たちが一定数いることを知った。
カルチャーショックどころではない。
え、パンはどうするの?
「レンジでも焼けるから」。
いやいやいや。めっちゃ時間かかるやん。トースターで3分でいけるところ10分くらいかかるやん。しかもターンテーブル(学生時代の主流)とって網にしないといけないし。
えー?
トースターない生活?えーー?
トースター必要ない派は「パンを焼く専用の家電をわざわざ買って場所までとるのに置いている」というようなまなざしをむけてくる(と、勝手に思っている)。
まったく…すきにしなよ。個人の自由だ。
いやはや相容れない世界もあるようだ。
などと思っていたが、私にも結婚というイベントがやってきて少し雲行きが変わる。
夫はトースター必要ない派だったのだ。
結婚当初、1人暮らしから使える家電をそのまま使っていた。
その中に私のトースターが紛れ込んだ。というか紛れ込ませた。しれっと電子レンジは私の使えるよーとか言って。同じカテゴリーだから。
夫も「パンはレンジで焼けばいいのに」と言っていた。
しかし、紛れ込ませればこっちのもの。
私は心配などしていなかった。
トースターさえ身近にあれば簡単に落ちることはわかっていたからだ。
極論、トースターで焼いて不味いものなんてこの世にナイのだから。
案の定、即完落ちである。
パンも食パンだけではない。惣菜パンを焼いてあたためるとサクサクしておいしい。
驚く夫。想定内の私。
そして何より!彼はコロッケが好きなのでお惣菜で買ったコロッケをトースターで温めると、とってもおいしいことを知った。レンジのあたためだけではできないサクサク。もちろんレンジのオーブンモードでもできる。でもかかる時間は半分以下。圧勝なのである。
トースターは家電の中ではお安いことも魅力のひとつだ。
コスパ、タイパ(はやく焼ける)、おいしパ(おいしさのパフォーマンスという造語。今作りました。)の前では場所をとるというマイナス面さえ、かすんでしまうのだ!
ふぅ、さてさて。
ここ最近、世の中では高級トースターなるものが出てきている。
2万3万当たり前の高級トースター。
むむ…コスパの部分が大きく下がる。
そ、そりゃあ気になります。そこらへんの必要ない派の人より絶対に私の方が気になってます。
でも簡単に買おうといえる値段ではないよなぁ。壊れてるわけでもないし。
ぶっちゃけ数千円のトースターで満足しているわけで。
何倍も高い理由はなんだろう。「自動で調節」とか「スマホと連携」とか最近よくある本来いらない機能のせいなのでは?それならお金の無駄になってしまう。私も富豪ではない。
焼くこと自体にそこまで変わりがあるとは思えない。火は火でしょう?
お値段なりの価値は本当にあるのか?ぐぬぬ。壊れてもいないし踏み切ることはできない。(本音:気になるよー!使ってみたいよーー!ほしいよーーー!)
そんななか、キッチンのリフォームで工務店さんのイベントがあり、なななんと高級トースターを手に入れることができたのだ。
この先10年くらいのラッキーを使い果たした瞬間かもしれない。
おそらく3万円くらいする高級トースター様がやってきた。この呼び方でおわかりだろう。すげーのです。
このトースターにはいくつものモードがあり、トーストだけでも、うすぎり、あつぎり、冷凍があるし、惣菜パン、フライあたためなんてのもある。しかもお好みの焼き加減を決めたら勝手に時間も調節してくれる。
ちょっと頭がくらくらする。人類はこんなに楽をしていいのだろうか。
自動調節はいらないと言っていたが、いる。とても楽チンである。
焦げないか不安でチラチラ見に行く今までのトースター。かたや高級トースターは、なにやら感知して勝手にいい感じにしてくれる。
今では「これはうすぎりモードで焼き加減は3だな」とか言いながら完全におまかせ。タイパよし。
もちろん味もめっっっっちゃおいしい。なぜかパンがふわふわしっとり。「安いトースターはただ表面焼いてるだけだったわ…」なんて言っている。
しかも焼き芋までできる。これがまた美味、おいしパもやばいのだ。
コスパ、タイパ、おいしパの2つクリアしたら十分でしょう!十分でしょう(2回目)!
そう、私はあっというまに高級トースターに完落ちしたのだ。
もしこれが壊れても、きっとまた高級トースターを買う。私の生活水準…いやトースター水準はあがり、トースターの予算はもう3万円になった。必要経費である。
とりあえず焼きましょう。
安心してください。トースターで焼いてまずくなるものなんてありません(極論です)。
みなさんもぜひトースターで完落ちライフを。
おわり