<シンガポール第三子出産>一筋縄ではいかなかった産前産後
昨年末12/21に3306gの第三子長男をシンガポールで出産しました🐉
2023年7月末の次女出産に引き続きのシンガポール出産で、年子育児の幕開けです。
今回も計画無痛での出産で、出産自体は約4時間のスピード安産だったのですが、タイトルの通り産前産後にいろいろありすぎたのでまとめておきます🥺
ちなみに今回はグレンイーグルス病院内にある「日本メディカルケア」さんに妊婦健診〜出産までお世話になりました🤱
後述しますが、大変おすすめの病院です!
出産2日前〜前日
出産2日前
38w1dに計画無痛分娩を予定しており、いよいよ最後の妊婦健診となった出産2日前。
NST(ノンストレステスト)をしたところ、助産師さんが何度も何度も胎児の心拍を取ろうと悪戦苦闘している。
「赤ちゃんが動いて場所がわかりにくいのかな〜?」と呑気にうとうとしかけていたところ、助産師から「ちょっと先生呼んできますね!」の一言。
突然の展開に「??」と思っていると、登場したDrからまさかの
「赤ちゃんに不整脈がありそうです」
との言葉…
そこからの流れは早く、不整脈が一時的なものなのかを調べるためNSTを長めに取った後、エコーで改めて心臓周辺や血流などを確認。産婦人科の所見としては、不整脈は見られるが胎児の心臓の構造や血流には問題なし、ということでその日は帰宅。
そして急遽その翌日(=出産前日)に、同じグレンイーグルス病院内の小児循環専門医のローカルクリニックでもっと詳しい胎児の心臓のエコーが受けられるということで予約を取ってもらいました。
妊娠初期にも絨毛膜下血腫で出血があったものの、それ以降は特に「問題ありません」でのんびり妊婦生活を送っていたのに最後の最後でまさかの展開。
翌日に専門医に行くまでは不安で気が気でなく、ちょっとでも胎動がないと「心臓が止まっているのでは?😨」とめちゃくちゃ不安でした。
出産前日
上述のとおり日系産婦人科(日本メディカル)経由でローカルの小児循環専門医との診察へ。前日の健診は1人でしたが、この日の診察は不安すぎて夫にもついてきてもらう(ローカルなので英語というのもあり)。
小児科に到着すると、妊婦健診でお世話になってる&翌日のお産も担当してくれる日本メディカルのDrも診察時に同席してくださり、大変ありがたかったです。
専門医のもと、1時間くらいじっくりエコーや心拍の確認をしてもらったところ、やはり前日の産婦人科での見解と同じように、不整脈はあるものの心臓の構造上の問題はないため、計画通り翌日経膣での出産に耐えうるだろうという診断に。
前日も産婦人科で軽く説明があったのですが、胎児の不整脈はそれなりに起こるらしく、1年以内に消失する症例が多いということを専門医からも説明され、少しホッとしました。
あと実は夫も不整脈持ちでシンガポールで手術歴もあるので、遺伝だったら仕方がないなという気持ちも芽生えていたり。
また出産時にはお産担当の産婦人科Drに加え、小児科Drもスタンバイしてくださるのですが、普段はペアを組んでいる小児科Drではなく、今回診てもらった循環専門医がスタンバイしてくださるということで、万一のことがあっても安心だと感じました。
急遽入った診察はエコーも含めて長丁場でしたが、じっくりと診察&
わかりやすく説明も重ねてくれたので不安はだいぶ解消されました。
あとは翌日のお産に挑むのみ🔥🔥
出産日〜退院まで
出産日
もともと予定していた朝7:30に病院に到着し、いよいよ出産へ。無痛分娩だったので麻酔などの処置をした後、10時に促進剤を入れて13:59には出産という約4時間のスピード安産でした!
(とはいえ麻酔の副作用のふるえや、産後の収縮剤の副作用の嘔吐など決して楽々余裕〜✌というわけではなかった。また出産〜退院についてのレポは別途まとめようかな)
「産声をあげなかったらどうしよう…」という不安もこれまでになくあったものの、元気な産声を聞かせてくれ、さらに体重は3306gと長女(2900g)、次女(3055g)を上回る大きさでびっくり。
生まれて少しした後に早速スタンバイしていた小児循環医Drが診察してくれましたが、やはり不整脈はあるけど心臓の構造には問題なしという説明でした。
その後、退院日にも診察があり、その2日後、1週間後、生後20日、1ヶ月…とフォローアップ検診の予定を入れてくれました。(執筆時点で生後19日)
(ちなみに、シンガポールは経腟分娩の場合は出産の入院日数は2泊3日と短いですが、1ヶ月検診までに2〜3回は小児科にこまめに行って黄疸や体重のチェックがあるのが特徴です。今回、我が家のケースでは小児循環医が心臓のことだけでなく黄疸や体重のチェックもしてくれたので、通院先が一つにまとまって良かったです…!)
そんな感じであっと言う間に迎えた退院日。まだまだ悪露は出るし授乳も激痛という中でしたが、家に帰れるのはそれはそれでホッとする〜と安心したのも束の間…
なんと1歳次女が手足口病という悲報が…!
退院後〜生後1週間
もともと出産の1週間前くらいから、次女の保育園で「手足口病が出た」というレターは出ててヒヤヒヤはしてたのですが、1週間経過後も続報はなかったので「乗り切ったー!」と安心していたのに…
まさかの流行りに乗ってしまった次女🏄️
発熱自体は一晩で落ち着きましたが、3日くらいは発疹の痛みで超絶機嫌が悪く、発疹が消えて保育園に通えるまでには1週間ほどかかりました。
次女がかかるだけでも大変ですが、さらに生まれ立てホヤホヤの新生児がいる我が家…
「手足口病 新生児」でググると「新生児は重病化しやすい」とか怖いことばっか出てくるので、気が気でない日々。
住み込みのメイドにお願いして、2日間は次女と一緒に寝てもらったり、できるだけ日中も新生児と隔離を試みたり。ただ、久々に家に帰ってきた母親+新たな生物に興味津々な次女を完全隔離することもできず…
次女と接触した後は私自身も何回も手を洗ったりして、産後まもないボロボロの身体とメンタル+新生児の世話+手足口病で機嫌激悪1歳との日常生活はかなりハードシングスでした……🤮🤮
ただ一つ良かったことを無理やりにでもあぶり出すとしたら、手足口病からいかに新生児を守るかでいっぱいいっぱいで、不整脈のことを不安に思ってる余裕(?)が全くなかったことかな…😇
今回のシンガポール出産を経て思うこと
「出産は一筋縄ではいかない」ということは十分承知していたつもりでしたが、出産自体3回目だし、シンガポールでも1年半前に出産したばかりだったので「まぁ流れは大体わかってる〜」といった奢り(?)も正直なくはなかった自分。
でも今回の経験で、改めて出産は一筋縄ではいかないということを実感しました。
とにかく出産2日前のNSTで不整脈を指摘された時はめちゃくちゃ不安でしたが、すぐに専門医と連携ししっかり診てもらえたことで安心して出産に臨むことができ、まだ経過観察中ではあるものの元気に生まれてくれて本当によかったです。
改めて今回の妊娠〜出産でお世話になった「日本メディカルケア」さんに感謝です!
シンガポールでの出産はすべて大きい病院に集約されているので、今回のようなことがあっても他科との連携が取りやすいのは良いなと思いました。
こうしたことが起きないに越したことはないですが、シンガポールでご出産される方の参考になれば幸いです。
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