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難読名字の由来素敵なの多すぎない?

昨日、私が尊敬してやまないQuizKnock鹿野さんのXへの投稿から改めて考えたけれど、所謂難読名字の読み方って一見「?」みたいなのが多いけど、その由来を知ると腑に落ちるものが多くてすごく面白い。

例えば、昨日話題に上がっていたのは
「一」と書いて「にのまえ(2の前)」さん(本当にいらっしゃるのかは定かではないみたいですが)とか、「十」と書いて「つなし(ひとつ、ふたつ……ここのつ、とおで十だけつがつかない)」さんとか。
「二」と書いて「したなが(下の棒が長い)」さんとか「八」と書いて「わかつ(二股に分かれている)」さんとかは漢字の形から来ているのかな。人様の名字にこういう表現は良くないのかもしれないけど、言葉遊びみたいですごく面白い。

〇月〇日っていう名字のシリーズも由来が素敵。
CLAMP先生の×××Holicという漫画で知ったけれど、「四月一日」と書いて「わたぬき」さんとか、「五月七日」と書いて「つゆり」さんとか。「八月一日」と書いて「ほずみ」さんもいらっしゃるそう。

四月一日は、あたたかくなってきたことで着物から綿を抜く時期っていうのが由来とか。×××Holicのなかでは、暦上ヒトでないモノに連れ去られやすいから、綿を抜いて身代わりにした、みたいな由来も語られていた。勿論諸説はあるんだろうけれど。
五月七日は、「梅雨入り(つゆいり)」の時期であることと、旧暦の五月七日に雨乞いの祭りである「栗花落祭り」が行われていたことに由来するとか。鬼滅のカナヲちゃんの名字である「栗花落(つゆり)」も、梅雨入りの時期は栗の花が落ちる時期、というのから来ている説があった。
八月一日は、旧暦の八月一日に稲の穂を摘み、神様に供えて豊作を祈願したという神事に由来するとか。

ずっと覚えられなかった「小鳥遊」さんも、小鳥が遊べる環境は「鷹がいない環境」であるという由来から「たかなし」と読むことを知ってからは一発で覚えた。多分一生忘れない。「月見里」さんと書いて「やまなし」さんも、山がないと月がよく見えることに由来するんだとか。

勿論諸説あるんだろうし、実際お会いしたことのある名字は少ないのだけれど。日本語の面白さや魅力がぎゅっと詰まってるなぁなんて思ったり。

※今回ご紹介した説が正しいとは限りません。私が面白いと思ったものの記録用に書いた意味が強いですが、あくまで一つの説として、読んでいただいた方に日本語の面白さを知っていただけたら嬉しいです。


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