見出し画像

はみがき粉のふつうの量とは


休日にたまった家事を片付けるには友達と通話しながらにかぎる。隙あらば休憩を取り、本などを読み始め、一向に終わらないからである。監視、もとい、応援ってだいじ。そんな家事通話内でのお話。

今日も友達(AちゃんとBちゃん)と通話をしながら家事を片付けていたら、歯ブラシを替えるタイミングが分からない、という話になった。話を切り出したのはBちゃんで、歯ブラシが開いてこないから替えどきが分からない、ということだった。

そんな事があるのか?!という驚くとともに、
Aちゃんは
”Bちゃんがめちゃくちゃ強い歯ブラシを使っているのでは?”と想像し、
わたしは
 ”Bちゃんが超絶ソフトに歯を磨いてるのでは?” と想像した。

この時点でも想像の方向性にズレがあっておもしろいな、と思っていた。
それはちょっと置いておいて、

Aちゃんは「2ヶ月くらいで替えてるかな〜」と言っていて、        
わたしも
「わかるわ〜わたしもそのくらい。はみがき粉無くなるタイミングと一緒くらいに替えてるわ〜」
と言った途端、無音とともに「....?!?!?!?」が伝わってきた。
すごいね。混乱って無音で伝わるんだね。

感心するとともに、焦った。
え、わたし、もしかして...
めちゃくちゃ大量にはみがき粉つけて磨いてたんか...?!

今までふつうと信じて疑わなかった事がひっくり返る瞬間て、こんなにもあっさりと訪れるものなのね。油断ならないね、生活って。

聞いてみると、ふたりとも、歯みがき粉を1年に1回くらい買っていて、全然無くならないらしいのだ。しかもAちゃんに関してはミニサイズの歯みがき粉を使用しているのに、だ。

もしやあなたの家には同居人が?と思ってくれた人もいるかもしれないが、わたしはひとり暮らしである。なぜこんなにもふつうに開きが...?

話から想像するに、3人のそれぞれのはみがき粉の量は以下である。

スクリーンショット 2021-06-26 23.26.37

ただ、この時点でわたしは少数派であるが、AちゃんとBちゃんの歯みがき粉の量が適量であり、ふつうであると決め付けるには性急である。
なぜならわたしは今まで23年間生きてきて、歯医者に行ったことは1回しかなく、虫歯知らずであるからだ。

じゃあ、調べてみるか、と「はみがき粉の量 ふつう」とネットで調べたら、小豆〜大豆くらいの量と出てきた。

知った途端におもしろくなくなることってあるんだな、と調べたことをちょっと後悔した。
そしてわたしの歯みがき粉の量は多かった。
二重に後悔した。


すっごくプライベートで、生活に溶け込んでいる日常の行動って、自分ではふつうで正しいと信じて疑わないけれど、ほかの人から見たら間違っていたり普通じゃないことなんてたくさんあるんだろうな〜と思ったりした。
だって、歯みがき粉の量だけでも三者三様だったのだから。

それに加えて、現象や事象を観察して、拾い上げてくることってとても楽しくて興味深いな、なんて再認識した。
なんとなくだけれど、こういう小さくて見過ごすような事象に向けるまなざしって愛が隠れている気がしていて、それも相まって興味があるのかもしれない。


興味深い事とわたしの歯みがき粉の量が異常だった事に気づかせてくれたふたりに感謝して。

ありがとう!