そこに城を建てたなら考えておいた方がいいこと。
子どもができてさつま町に嫁いでから
ずっと漠然と「子どもたちが帰ってきたくなる町にしたい」と思ってました。
別に、『我が子に絶対さつま町に住んでほしい』と思っているわけではなく
行きたいところがあるなら行けばいいと思ってます。
ただ、【ふと帰りたくなる場所】であったらいいなと。
重度障害もちだけど表情豊かな長女
HSPでディスカッション好きな次女
動物好きで野球バカな息子
舌が肥えてて愛されキャラな末娘
わたしには4人の子供がいます。
おまけに子どもが車椅子ユーザーだと
物理的、精神的に、コロナ関係なく行動制限があります。
自分で『楽しむ』を作らないと
きっとわたしは早々に死んでたと思います。笑
紆余曲折あり、自宅に併設で美容室をすることになったのですがそれでさらに店のお客さんが増えればいいなという下心もあり「帰りたくなる町」「面白い町」になればと思い、子どもたちにもいろんな経験ができるようなイベントを企画してきました。
子どもたちが中高生になり、将来を考える年になってきて改めて最近感じることがあります。
子どもが自らやりたいと思えばだけど
そうじゃなければ無理に美容室を継いで欲しいとは思わない。
その子の人生に、障害を持つ長女のお世話を
押し付けるつもりもないし、
今ある家に住み続けて欲しいとも思わない
障害児(福祉・介護)における環境に関しては
長くなるので、今回は割愛しますが。。。
沢山の方のお話を聞いたり
今いろんな地域で課題になってる『空き家問題』
私たちが死んだ後、家族が住まないのなら負の遺産となる可能性が大きい。
そう考えた時、やはり今いるこの町に
戻ってきたくなるような価値ある場所になった方がいいし戻って来なかったとしても誰かに活用してもらえるような資産となる価値ある箱になっていた方がいい。自分が死んだ後の未来を思うようになりました。
自分の城を建てたなら
自分の町を「何も無い」と嘆くのではなく
良さを見つけて伝えていくなり
その町(人や店)を応援するなり
アイデアを出してみるなり
自分1人では出来ないことでも
きっとなにか出来ることはあるはず。
これから人口減少は進むばかりです。
ただ日々を過ごしてるだけでは
様々なものが衰退していくばかりです
もう、一部のひとたちだけが
一生懸命まちづくりをしているだけでは
力が足りません。
行政に頼る時代は終わりました
つくるひと だけではなく
支えるひと も重要です。
人にはそれぞれの役割を生まれ持っていて
*戦略を考える
*指揮をとる
*現場で行動する
*陰で支える
そういう力が集まって社会はうまく回るのです。
『わたしなんて何にも出来ない、、』
なんてことはありません。
ちょっとした意識を、自分の暮らす町の
「宝探し」にあててみてください。
どうしたら自分の住む家が、町が、
自分が年老いた時に価値のあるものになるには
何が出来るかイメージしてみてください。
あちこちのまちを歩いてシャッター商店街や
朽ち果てた民家をたくさん見て思ったんです。
家や物を持つことでの豊かさは永遠ではない。
都会だろうと、建物ばかりで空きテナントも多い。
今この場所を価値あるものにしてバトンを渡すには。。
本当の豊かさを感じれる日々を過ごせる場所や人が増えたなら
きっとそこは素敵な場所になるんでしょうね。
一緒に作りましょう。
そんなまちを。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?