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AWS Certified Solution Architect - Professional(SAP-C02)に合格しました

どうも右ねじです。
タイトルの通り、合格しました。

今日の11時に受験して、20時過ぎにメールが届いたんですが
AWSではなくCredly(IT系の資格のデジタルバッジを発行するサービス)から
「あなたはAmazon Web Services Training and Certificationからバッジを獲得しました🎉」という件名でした。
フライングすな。

せっかくなので合格体験記なるものをしてみむとてするなり


受験のきっかけ

なぜ受験することにしたか、それはノリ以外のなにものでもないです。

4年前にわたしは一度AWS Certified Solution Architect - Associate(SAA-C01)をとっていたのですが、有効期間内に再受験しなかったので普通に失効してました。
一応社内SEですがインフラ部門は別にいるんで、普通にAWS詳しくなくてもやっていけてました

そしたら今年、会社の制度改定があって資格手当が新設されました。
資格取得したら受験料を会社が負担してくれるうえ、資格手当が資格の有効期間内に限りもらえるということで、ちょっと興味がわいて要項を見てみたんです。
そしたら…AWS系の資格だとProfessionalレベル、Oracle MasterだとGoldじゃないと貰えないみたいな、結構厳しい要件でした。
受験料も4万円と、簡単に不合格になるわけにはいかない額…。

だったんですが、わたしに結構でかい臨時収入がありまして、「だったら4万円もし失っても最悪良いか」という気持ちになりました。
ちょうど週に一度の出社日で、同じ部署の仲のいいメンバーと雑談してる時だったので、冗談のつもりで受験可能日を調べて、ほ〜12/26とかだったら年末でみんな休むだろうから、わたしも有給とって受験しよっ あっ申し込んじゃった みたいな感じで受験が決まりました。

勉強法とスケジュール

SAA-C01を取った時の勉強法が、
Amazonで参考書を買って読む→参考書の模擬試験を解く→試験直前にUdemyで模擬試験集を買って解く だったのですが、実際に試験に出た問題はどちらかというとUdemyの模擬試験集の方が近かったんです。参考書の模擬試験はわりと確認問題の性質もあるのか優しめで…。

なので今回はその経験を活かして、①Udemyの模擬試験集を解く②問題に出るところを中心に参考書を読む③参考書の模擬試験も一応解くにしました。

実際のスケジュールはというと、こうなりました。
12/4     受験申し込み、Udemyの模擬試験集(4回+おまけ)購入
〜      Udemy模擬試験
12/15      参考書購入
12/22   Udemy受講完了、参考書を読み出す
12/25   参考書読み終わり、参考書の模擬試験を解く
12/26未明 Udemy模擬試験の正答率が悪かった2回分を解く
12/26直前 正答率が悪かった回の復習
12/4〜12/22までなにやってたんだ?1回3時間の模擬試験がぜんぜん進まず、2〜3日かけて1回分終わらせるぐらいのスピードでした。

その原因は問題文の長さ、読みづらさにあります。Udemyの模擬試験の読みづらさマジでエグい、コレ絶対ChatGPTで出力させた英文を日本語訳しただけだろ(つまりUdemyで簡単に儲けようとしてる業者だろ)と憤りを覚えながら進めてましたが、合格した今ならわかる。実際の試験の読みづらさと同じだ。そうです。生産性が悪いと思われたあの10日間で、わたしの脳はAWSの試験問題をイラつかずに読めるようになっていたのです。

UdemyはPCブラウザで受講していたので、わからないサービスが出てきたら答え合わせのタイミングで適宜調べるなどしてました。SAA-C01を取得後に任された仕事が子会社のシステムのAWS移行で、その時に知ったサービスが問題に出てくるのは嬉しかったです。
全体的にAWS OrganizationsAWS CloudFormation、あと廃止が決定しているAWS CodeCommitがらみの問題が多い印象でした。

AWS Migration Hubが絡む問題も多かったです。これはオンプレミスからAWSへの移行を計画から実行までサポートするサービスのAWS Application Discovery Serviceがデータ収集ツールで、AWS Server Migration Serviceがサーバー移行ツールで、AWS Database Migration ServiceがDBエンジンが違っても移行できるインスタンスと名前が似てるサービスがあってややこしいですが、よく登場するので理解は深まりました。

模擬試験は頻出問題をもとに作問しているだけで試験全体のバランスはそんなにみていないのか、上記のサービスに問う問題に偏っていたので参考書を読み始めました。500P近い充実した参考書を読むのに3日かかり、その後の模擬試験の読みやすさと出題範囲の広さに戸惑ったのが試験前日。
よく間に合ったな…。

後悔したこと

いや普通に参考書を最初に読めばよかったです。参考書の最初のチャプターに出題範囲のサービスの簡単な説明が書いてあって、サービスの役割ごとにまとめられています。そのおかげで細かなサービスの違いを理解できました。
チャプターごとに復習がてらの確認問題があり、少し戻ったりしながら解くことでちゃんと身につきました。

あと推しのVtuberの5周年記念の日に受験日を設定してしまったので、お祝いが何もできていない(これから作る)。これはマジでうっかりノリで受験申し込みしてしまったのが悪い。


あってよかったもの

iPadとApplePencil。
Udemyのアプリで問題をとくとき、一番みやすいのは縦画面のiPadでした。
ブラウザ版Udemyは問題とくときには全く必要ないコース概要のエリアが画面の下15%ぐらいを占拠しており、これが非常に邪魔。問題文がめちゃめちゃ長いので回答の選択肢が5つ以上あるともう確実に隠れてしまいます。フル画面にすると消えますが、そうするとせっかくブラウザを開いているのに他のタブを操作できなくなります。そんなに集中する必要ないんだよ。

また参考書は最終的にKindle版も購入したのですが、確認問題や模擬試験を解く時にKindle画面をスクショ→写真アプリ上でマークアップしながら回答することによって参考書に書きこまなくて済むし、余計なノートが必要なく非常に快適です。
購入代金が4.5万円なことを考えると、4万円の受験料と比較して相当コスパいいなと思います。

合格してよかった点

・資格手当がもらえる
これのために受験しましたからね。3年間毎月3万円支給されますので、月に1回旅行に行けるようになりますね(今も月1回旅行してるから2回?)。

・転職したっていいと思える
勉強していて痛感するのが、いかにAWSというのが管理しやすく設計されてるか、自動化できるよう設計されているかということで、これはつまりどんなシステムでもAWSに移行さえしてしまえば運用するのは非常に楽ということです。AWS運用をする仕事に転職するか、属人化し且つ管理オーバーヘッドも多く運用効率も悪いシステムの知識を活かしていまの会社にしがみつくかを比べた時に、「転職したっていいな」と思える、気楽になれたというメンタル面でのメリットがありました。

今後の予定

Oracle Master Goldは取っても活かせる気がしない(ライセンス費払い続ける判断をする会社は今後減るだろうし、実体験としてPostgreのほうが良いところもあるし、個人的にDBインスタンス内でいろいろジョブを実行すること自体あんま好きじゃないからOracleじゃなくていい)ためIT資格は取る気があんまりないです。非IT系で同じくらいの期間詰め込み学習したら取れそうなものはだいたい取ってしまったので…また今回のように臨時収入があれば、全く必要ないけど宅建とか受けるかもしれません。ノリで。


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