ビーチ・カントリー・マン・ダイアリー(36)「ようやく…」
FacebookなどのSNSには簡単に投稿しましたが…今年の6月に、およそ30年ぶりにサーフィンを再開しました。サーフィン用の運動神経は「眠っているだけ」という頑固な信念で5ヶ月が経ち、2時間海にいてロングライドが十数本できるようになり、ひと安心しています。
サーフィンは全身運動なので、おかげさまで身体がキュッと締まってきて、関節や筋肉の可動域もかなり良くなってきました。あと、体幹の軸が感覚的に見えてきたようです。昔、アイスホッケーをやっていたころに見えていたじくと同じ感覚です。とはいえ、調子に乗って酒を飲み過ぎないよう気をつけねばなりません。
サーフィンを再開したと言っても、プロサーファーの五十嵐カノアや松田詩野のようにショートボードを格好良く乗りたいわけではありません。もちろん、空を飛ぶように乗れるわけもなく、10フィート近いロングボードで波とゆったり戯れたいものです。昔々、ハワイに住む人たちが長いサーフボードに乗りながら、波と戯れていた感じではないかと思います。誰かに見せにらかせたり、自己満足だけで肩肘張ったようなのでもなく。
あれやこれやと、言葉を重ねることなど無駄で、ただただウネリと遊び、海や空や大地を全感覚で感じられれば、それ以上の幸せはありません。目の前にある自然と戯れるだけ…それだけで良いというサーファーでありたいものです。中嶋雷太 (注記:写真はトドやアザラシではございません)