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遅まきながら…明けましておめでとうございます

 遅まきながら…明けましておめでとうございます。2025年も何卒よろしくお願いします。
 noteを始めたのが新型コロナ禍の真っ最中でしたが、気づけば世の中は一変し、何事もなかったかのような「日常」が時を刻んでいます。インフルエンザ・ウィルスが流行すると、新型コロナ禍前よりは、電車内でマスクをする乗客が増えたかもしれませんが、この年末年始を過ごしていると、何ら変わらぬ「日常」です。
 さて、2025年も新作小説を何作品か出版する予定です。2024年は、前年2023年10月に長年暮らした世田谷から湘南・片瀬海岸に引越したのもあり、春先に『カラスのジョシュア』のみしか出版できませんでしたが、この地での暮らしにもようやく慣れ、30年ぶりに再開したサーフィンもなんとか身体が思い出してくれたのもあり、新たな「日常」を楽しめるようになり、準備万端で2025年を迎えることができました。
 『湘南ブルーズ・デイズ』、『宇宙蚊の戦略』、『時を、作る』…等々、関連資料の読み込みも終え、全体構成をベースに良いペースで書き進んでいますので、ご期待ください。
 そして、このnoteでも、より良い投稿ができればと願っています。私たちの「日常」に巣食う一見しただけでは分からない物事を、私なりの筆致でこれまでどおり描ければと考えています。コツコツと、雫が岩を打つような感じです。大鉈を振るうようなとってもザックリとした議論や考え方には与せず、私なりの言葉を皆さんに届けられればと願っています。
 年末年始に、12月20日に講談社のブルーバックスから出版された、藤井一至さんの『土と生命の48億年史』を読んでいました。地球が誕生してから現在に至る「土」の変容と「生物」の変容を語りながら現在を見据えたこの本は、本当に面白く読ませてもらいました。現在はすぐに過去になり、私たちの「日常」もすぐに過去へと去っていきますが、考えようによっては、この「日常」は48億年の地球史と地続きです。さらに、137億年のビッグバンからの宇宙史とも地続きです。
 宇宙史、そして地球史と地続きに時を刻んでいく私たちの「日常」は、なんてことはないのかもしれませんが、やはり地続きであることは間違いありません。
 湘南・片瀬海岸に登るオレンジ色に輝く初日の出を愛でながら、2025年という一年も、「日常」を楽しく過ごしていきたいと願っています。
 本年も何卒よろしくお願いします。
 中嶋雷太

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