そもそも、なぜシェア②
理性ぶっとんでる夫婦はさておき、
ばーさんの方はどんな心境だったかというと、
余計な気を遣ってもらわないで、
ひとりきままにのんびり暮らしたかった、らしい。
どうやら、激しく後悔している。
(過ぎてしまってからはどうとでも言えるけれど)
でも、最愛の息子に全力で説得されれば、断る余地はなかったようだ。
夫はばーさんに
「母さんとうまくやっていけそうないい嫁だよ」とのようなことを言い、
わたしに
「何も気遣わなくていい母さんだから心配要らないよ」とのようなことを言い、
(ちょっとした詐欺)
誰より、というかひとりで夢の「3世帯同居」を熱ーく語っておきながら、夜の仕事なので毎日夕方〜夜間不在。メンバーみんな「覚醒して」そろうのは一週間の中でほんの数時間だけ。
肝心な場面にほとんどいないのに、
「きみたちもっとうまくやってくれよ」
「実の母娘だと思って互いになんでも言えばいいんだよ」
という信念を貫きまくっているところはもはや畏敬の念。SFというかコントというか。
サザエさんちでも目指してますかね?
そんな感じで、ばーさんとわたしは、
ダメだったらそのとき考えればいいか
とりあえずやってみるか
という感じで始まった ような気がする。
なにせ10年以上前の話なので、うろ覚え。