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トップをねらえ!を15年ぶりくらいに観た話

今日は平日休みで、ただ所用があったので息子は保育園に預け、その処理をしていたのですが、予想以上にすぐ終わってしまい、ガッツリ時間が空くというボーナスステージ突入。結構時間ある。3時間はある。
3時間か…。
→3時間=シンエヴァ観られる。
 →でももう映画館で4回観ているので、少し休もう…。
  →じゃあこの3時間どうする??

=『トップをねらえ!』が観られるやないか!

という。
なんか前はプライム特典じゃなかった気がしたんですが、最近確認したらプライム会員は無料で観られるっぽかったので(庵野秀明特集?)
こんなタイミングを虎視眈々と狙っておりました。実は。
前に見たのは大学生の時だったか。
当時はスーパーロボット大戦が入りだったので、無敵のガンバスターの原作だ〜!くらいのテンションで臨んだら、(思てたんと違う…。)とどんよりした(いい意味で)のを覚えています。

ということで迷わずにスタート。
久々でしたが、やはり最高だよなぁ。

全6話ですが、最初の3話くらいはほのぼのしとるわけですよ。
特に前半2話はもう、ちょっと緩めのロボットアニメ。
3話でややシリアス展開があるものの、そもそもガンバスター出てこないし。
主役ロボが半分終わって出てこないという。
しかし4話から今までぼんやりしていた宇宙怪獣が具体的に現れ、遂にガンバスターも登場!一気に盛り上がって5話へ!!

ってところから、エヴァの片鱗が出まくり。(そこがよいのだが。)
5話予告、何度見てもワクワクする。笑

そして激動の5話。
「トップをねらえ!〜Fly High〜」が流れた瞬間の鳥肌はやばいっすね。
最高。ガンバスター最強すぎる。
ホーミングレーザーやばい。相手億単位やで?
ダブルバスターコレダーもアガるー。
とりあえず泣いた。

からの、衝撃のオールモノクロ、最終の6話に至る、と。
エヴァとかから考えると、制作の色付け間に合わなかったんか、、と思ったけど、設定を読むと「あえて」らしい。オレはそれを信じるよ。そして多分そうなんだろうと思う。カラーだったら感じ方変わったと思うし。

ということで一気に駆け抜けた3時間。
振り返って、結局ガンバスターがガッツリ活躍したのは4話と5話の後半くらい。
6話は…ラフスケッチハイライトがメインだし、最後は爆縮のお手伝いだもんね。

なんとなく、この作品の本質はロボットではないんだろうなと。勝手に。
(庵野さんは純粋なロボットアニメですって言うだろうけど)
やはり5話冒頭の衝撃。ノリコたちが宇宙で戦っている間に、地球は15年経ってしまっていたくだり。
15年遅れの卒業式。
この宇宙時間というか光速移動のアプローチ(ウラシマ効果)は初めて観た当時衝撃だったし、今改めて観ても、なんかすごいズッシリくる。。
物理の理論を置いておいて、ただただ愛する人たちと時間の進み方がずれてしまうことの悲しさと恐怖。
世界線が同じなだけに残酷すぎる。

極め付けはラスト。それ自体は素敵な終わり方なんだけど、ハッピーエンドなのだろうか。
答えは分からず。でも大学生の時よりは前向きに観られたかな。

にしてもこれが1988年の作品とは。なんなんですかこの完成度は。
そして庵野秀明初監督作品。
なんとなく『シン・ゴジラ』に通ずる演出がカメラアングルが見受けられたのも、今観たからこそですかね。

名セリフも忘れられません。
「お前とアマノは一人一人では単なる火だが、二人合わせれば炎となる。炎となったガンバスターは、無敵だ!」
コーチ!!

私が一番好きなのは、
「奇跡は起きます!起こしてみせます!!」
です。震える。まぁ何かのオマージュらしいのですが、そこらへんのオマージュ連発も庵野作品らしくていいです。

ちなみに大学生当時、『トップをねらえ!2』に関しては、あまりにも作風が変わっているように感じてしまい1話でドロップした記憶があります。
ただこれは観ておくべきやな。

次に3時間一人で自由気ままに過ごせる日は来るのだろうか…。

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