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モーニングNo.52(2024)※ネタバレあり

 とても朝晩は寒いのに、昼は結構日が出ていて、コートなんかを着て走ったらとても暑いですね。
 バスの乗り降り前後はダッシュしがちな今日このごろですがモーニングの感想を述べてまいりたいと思います。
 今週は面白い話が多かった。それでも群を抜いてるように思われたのが、「8月31日のロングサマー」です。
 「YOUとかMEGUMIみたいなこと言わなきゃ」というパワーワードが放たれる今回。これは完全に現実の実在のタレントお二人を指していて、高校生である高木さんに不意に恋愛相談されたコンビニ店員の女性の心の声が発する言葉です。
 高木さんは以前のタイムリープの際に焼肉屋で告白されているこの店員さんを見かけており、この店員さんの境地を知りたくて今回コンビニから連れ出したのです。しかし、全然知らない店員さん。必死に高校生の悩みに答えようとする様子が連続するコマで巧みに描かれます。
 そして最後には大注目の新キャラも登場します。次回も目が離せません。
 
 次は「アパレルドッグ」です。モーニングの仕事漫画を応援したい。モーニングは読むと元気になる!それがモーニングだからです。
 メンズブランド立ち上げの一発目の商品として新素材を探していたソラトたちでしたが、競合他社で大手のアンノワが自分たちよりも百倍の発注量で新素材の独占販売を交渉に使ってきました。
 結果はソラトたちの勝利。自分たちの仕事に理解と期待をもらったのでした。そして試編みへ。ものづくりの楽しさが伝わるとてもテンポと勢いがあるコマづくりです。
 次は合わせるパンツが問題となります。どんなハプニングが彼らを待ち受けているのか。とても楽しみです。
 
 最後はとてもショックだった一作を。それは「箱庭モンスター〜少女漫画家、ときどき紙袋〜」です。
 前にいきなり編集の担当替えという展開になって不安だと申しておりましたが、その不安は予想外なかたちで的中してしまいました。
 まさかの次回最終回です。確かに山は迎えていた気がするけど、起死回生の展開だと思ってたのに。普通に終わりなんかい。
 そして、改めて気付かされたのは編集と漫画家との距離感はそんなものかもということでした。いや、実際は知りませんが、今回の終盤では漫画家の一人が編集は変わった存在、友達のようで元彼のようで、でも別れが突然来る。仕事の付き合いって難しいなと思いました。
 とにかく最終話はどんなメッセージで終わるのか、作者は何がしたかったのか、次回ちゃんと見届けるようと思いました。
 
 充実の今号。山田芳裕さんの「望郷太郎」が再開したりもしています。
 次は新年1号でお会いしましょう。

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