屋上のバイオテロ -中編- 【短編小説】
結局まよったあげく、俺はミヤノに連絡を取ることにした。ミヤノが学校に来なくなってから、10日くらいたっていた。もしかしたら、ミヤノは怒っているかもしれないが、まあ、あれでわりに温厚な奴だから、許してくれると思いたい。
俺は端末でメッセージを打った。
『この前は悪かったな』
『最近学校に来てなくて、みんな心配してる』
あまりこういうコミュニケーションは慣れていないから、うまいこと書けていないようなきがしたが、とりあえずメッセージを送った。
しばらくミヤノから返信はなか