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これが私の青春!漫画に捧げた時間と思い出
浪費と節約という昨日の記事を書きながら、私は一体何に一番お金を使ってきたのだろうと考えた。金額で言えば洋服だと思うが、量を買ったのは間違いなく漫画だと思う。
はじめてのバイト代をもらった日。
嬉しくてたまらなかった私はその中から一万円を握りしめて本屋へ走った。
大好きだった漫画を「大人買い」したのだ。
それまではお小遣いから月に1,2冊しか買えなかった漫画を今日は思いっきり買える。それが本当に嬉しかった。
そんな私が今までにハマった漫画を少し紹介させてほしい。
※昨日の記事がどんなものか気になった方はこちら↓
ときめきトゥナイト・星の瞳のシルエットにはまった小学生低学年時代。
はじめて買った漫画雑誌はりぼんだった。可愛い絵柄の表紙に誘われ、手に取るとたくさんの付録がついているのに気付いた。小学校二年生の私はどうしてもそれが欲しくなり「おやつを一週間我慢するから」と泣きついて買ってもらった。
連載していた漫画の中でひときわ私を虜にしたのが「ときめきトゥナイト」と「星の瞳のシルエット」だ。
ときめきトゥナイトの真壁君と蘭世の恋模様にハラハラし、星の瞳のシルエットでは真理子のお邪魔虫さ加減に「この子がいなかったら香澄ちゃんと久住君は幸せになれるのに!」と本気でイライラした。
ときめき~は今でも好きだが、星の瞳の~は今読むとたぶん感想が変わる。香澄のいい子ぶりっこさがたぶん鼻につくし、久住君のはっきりしなさ加減も好きになれない。
あの漫画で一番いい男は日野君だと思う。
真理子は最終的に一番いい男に見初められたのだ。実家金持ちそうだし(笑)
ちなみにときめき~のほうで一番好きなのは今も昔もカルロ様だ。彼はとてもいい。年をとってもそう思うのだから、本当のいい男だと思う。
岡田あーみんの変態ワールドがたまらなく面白かった小学校高学年時代
初めてりぼんを買ってもらってから、私は少女漫画の世界に激はまりした。
妹をたきつけ「おねえちゃんばっかりずるい!」と言わせることに成功した私は、妹が買ってもらったなかよしも読んだが断然りぼん派だった。
小学校高学年になってくると、スキだの嫌いだの、付き合うだの付き合わないだのといったことで行ったり来たりする漫画より、ギャグ漫画のほうが面白いのではないかと思い始める。
中でも秀逸だったのが岡田あーみんだ。
全うな成長をしていた女の子には受けが悪かったが、私はあの変態世界がものすごく好きだった。お父さんは心配性から始まりルナティック雑技団まで読める本は全部読んだ。どれも面白かったが、私が好きだったのはこいつら100%伝説だ。
あの時代に忍者漫画というだけでも、ほかの人にはないセンスを感じるが、
メインキャラの一人に危脳丸(あぶのうまる)という明らかにやばい名前をつけるセンスもさすがだ。
漫画の中身もあーみん先生らしくぶっ飛んでいて、今なら明らかに出版できないだろう内容も盛り込まれていた。(あの当時でもどうかと思うが)
いまだにあれ以上のギャグ漫画に出合ったことがない。
あーみん好きな友達とあーみんワールドにいい意味で毒された絵を描いてはげらげら大笑いしていた。
特段浮いた存在と思ったことはなかったが、私たちもクラスの異端だったと今では思う。
スラムダンクで少年漫画の面白さを知る。
中学に上がるとりぼんから卒業。マーガレットという雑誌を買うようになったが、相変わらず少女漫画一択だった。
それがある日激変する。
友だちの家でお兄さんが買っていたスラムダンクを読ませてもらったからだ。
今まで少年漫画に対する感想は「粗野で野蛮。絵が汚い」だった。
大して見ていなかった小娘の感想なので許してほしい。
しかし、スラムダンクの絵はそこまで汚くない。というかきれいだ。そして何より内容がたまらなく面白かった。
お兄さんのものだから借りるわけにもいかず、一巻だけ読んでその日は帰ったのだが、とにかくもう続きが気になって、気になって…。
町の小さな本屋に行き、店主のおじさんににらまれ、咳ばらいをされるの覚悟で二巻を立ち読みした。
面白い…すごく面白い。
いつかお金持ちになったら、これを全部買うんだ!という私のひそかな野望は数年後にかなう。
冒頭でバイト代を握りしめて行った本屋で大人買いをしたのはスラムダンクだったからだ。
スラムダンクを大人買いした後は、幽遊白書・封神演義・ナルト・ワンピース・ブリーチ・ハンターハンターと見事にジャンプに心を持っていかれ、そのまま腐った世界も知り、深い沼のような腐女子の世界にどっぷりとつかることになるわけだが、長くなってしまったので今日はここいらで終わりにしようと思う。
ちなみに初めて二次元にガチ恋したのもスラムダンクで翔陽高校選手権監督の藤間君だ。31巻中出てくるのはたった二巻だけだが、彼の容姿も生き様もたまらなく魅力的に感じた。
今ほど推し活がメジャーではなかった時代。切り抜きをこっそり定期券に入れていたのは甘酸っぱい思い出である。
ここまで書いていて感じたことはただ一つ
「これ何のために、誰のために書いたの??」
理由なんて無くてもいい。とても楽しかったから(笑)
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