レンタル彼女体験(前編) マッチングの疑似体験のような
こんな記事を書いたものの、体験したことも無いのにネットで集められる情報で知ったかぶりするのは良くないと思い、一度だけ体験してみることにしました。「レンタル彼女」。
最初から女性と直に連絡する
この手のサービスは、トラブルを避ける為に初回は運営スタッフを通じて女性と連絡を取るのだろうと思っていたのですが、意外にも最初から、女性たちが各自で持っている公式LINEを通じて直接やりとりをして、日程やデート内容の調整が全て済んでからデートの予約フォームに入力しお店に連絡するというやり方でした。
その分、運営側のスタッフが手薄な印象を受けたのですが、デートの約束から直接交渉するというのは利用者にとっても本物のデート気分になれて良いのではないでしょうか。言い換えれば、軽く試してみたいくらいの気持ちであれば面倒くさく感じられるかも知れません。
「お姉さんのいる店」であれば流れに身を任せるだけで良いです。一方でレンタル彼女の場合はお客が最初から最後まで主体性を持って行動しなければならず異色と言えます。
二人で計画を話し合うのは重要
お相手と話し合ってデートの計画を決めるという過程は、これを実際の恋愛の練習とするのであればとても貴重な経験です。
お金を払えば自分の思い通りにできるかというとそうではありません。基本的にはお客の希望を尊重してもらえるでしょうけど、無茶な計画は受け入れられないし、女性がどうしても苦手というようなことは避けないといけません。
(ちなみに公共交通機関ではない車での移動はNGだそうです。)
男性側でデートプランを決めにくいのであれば、女性もこの仕事をしている以上は詳しいので相談に乗ってくれるそうです。現実のデートでも、何も男性一人で決めず一緒に計画すれば良いのです。その方が、フタを開けてみたら大失敗ということにもなりにくいでしょうし、行く前から楽しめると思います。
私が思ったのは、過去にほとんど予備知識も無いままユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行ったらうまく回れないまま終わったことがあったので、USJの年間パスポートを持っている女性と一緒に行って上手い回り方を教えてもらうのは有意義ではないかと。そうして予習してから、身近な人たちともう一度行きたいと思いました。
課金して確実にマッチングする仕組みのような
デートの日時、内容、待ち合わせ場所などをお相手の女性と全て合意して決めた上で、運営会社のWebサイトから申し込みフォームに入力します。入力内容は合意済みのものか女性に確認が入り、確認が取れたら予約成立となるので、段取りを理解しておらず最初から申し込みフォームに入力しても無効になるのでしょう。
その後、メールで銀行振込の案内が送られてくるので、入金確認まで済んではじめてデート可能になります。お客の体験としては、お金を支払う替わりに確実に1回デートできるマッチングアプリという感じでしょうか。ただし絶対にデートする相手以上の関係には進めません。生身のお相手は存在しますがあくまで疑似体験の恋人です。
最初からわかっているはずの事実でありながら、サービスの特性上「ガチ恋」に陥る割合は多いことでしょう。その人たちはどう折り合いを付けているのか。怖くなったので考えないことにしました。