駅前留学で英語が話せるようになった人の話
「駅前留学」という言葉がまだで始めた頃、英語に触れること、話す場があること自体に価値がありました。
外国人の英会話講師がめちゃくちゃもてはやされ、儲けていた時かもしれません。
今も、進化したかたちでの「駅前留学」は存在しているようですが、その頃と比較して、日本の英語学習のトレンドは大きく変わっています。
以前は、英会話学校に払う金額は、半年や1年のコースでかなりの額でしたし、システムも、『空いている時間に通う』というもので、スポーツジム同様、大事なのは通う習慣をもつということでした。
昔、私の妹もN○○Aに通っていた時期がありましたが、通えないでチケットが使えないまま無効になっていってしまい、最終的には幽霊会員のようになってフェードアウトしていた記憶です。
もちろん、妹の場合、英語自体も話せるようにはなっていません。
そう、あの頃って仕事のスケジュールやその他の予定をやりくりして、スクールに通うという行為を定期的にできる、その習慣を作れるかどうか?にかかっていたんですよね。
時間をやりくりしてやることを習慣にする、というのは何においても必要なのは同じですが、以前は、たとえ駅前でも体がそこに行かなくては何も始まらなかったわけです。
そして、最近は多くの人が気づいているし、大手英会話学校もこぞってシステムを変えている原因となっているのが・・・
英会話レッスンの受講だけでは、本当に使えて話せるようにはならない
という事実。
もちろん、実際に外国人とナマの英語に触れること自体はとても良い効果を生み出します。なぜなら、スクールでのたった数時間でも英語に触れて外国人と交流し、それによって意識が変わるから!
では、なんで意識が変わることが大事か?というと・・・そこから家に帰って習ったフレーズを練習したり、ボキャブラリワーク(単語を調べたりなど)を行うモチベーションが生まれるからです。
つまり、もう多くの人が理解していることだと思いますが、英語学習のいちばんの要(かなめ)となるのは、自主学習でどれだけ効果的なことを(できれば毎日)習慣にしてやれるか?なのです。
だから、そういう意味では、駅前レッスンであろうが、現在主流となっているオンラインレッスンであろうが、英会話のレッスンというのは割合にして2割程度で、あとの8割の自主学習でやることが何か?でその結果が決まってきます。
そこで、この記事の本題、『駅前留学の本当の意味』について。
20年ほど前に、一緒に仕事をした当時40代後半の男性がいました。彼は、なんと駅前留学だけでレベルがどんどん上がって、実際仕事でも自信をもって外国人たちとコミュニケーションを取れていました。
実は、当時私の上司だったその男性は、自分で事業を立ち上げたところで、その事業はアメリカからコンテンツをもってきて日本で初めて展開されるというものでした。
彼が、日本で事業を展開する版権を買ったということです。
私は彼の秘書兼、まだ数名しか社員がいないオフィスの事務を任されていて、何度か出張で一緒にアメリカにも行きました。
彼の英語は、日本語のアクセントが強くて、いわゆる「日本のおじさん英語」という感じだったのですが(失礼な言い方でスミマセン💦)、私が驚いたのは、彼のコミュニケーション力です。
とにかく言いたいことは、どんなにしどろもどろでも、時間がかかっても最後まで言う。
相手が言っていることでわからないことがあるときは、しっかり尋ねる。
相手のジョークを全身で理解して大笑いしたり、自分からも冗談を言って相手の心をつかむことが上手。
という感じで、アメリカ人たちからはとても好かれていた印象でした。
当時は、私も英語に取り組みながら、上達するためにいろいろ試行錯誤していたのですが、この上司が臆せずに英語を話す姿や、それに対してアメリカ人をはじめとする外国人たちの彼に対しての好意的な反応を見たことで、
英語を話すときにもっとも大切なことは、発音でも文法でもないのだ、ということに気づくことになりました。
英語であろうが、日本語であろうが、大切なのはコミュニケーション力。つまり、相手を理解して、自分を理解してもらう。そのために心を開いて相手と向き合う、ということです。
彼は、「僕の英語は駅前留学だから」とよく言っていて、仕事帰りによくレッスンにも通っていました。
そして、レッスンも仕事も、とても楽しんでいました。
英会話レッスンを受けるだけでは、英語は本当には上手くならないよ、ということは、私もよく英語学習者の皆さんにはお伝えしていて、事実だと思っています。
ただ、例外があるのです🙌
それは、その英会話の時間で、英語のみならず、先生との人間同士のコミュニケーションそのものを楽しんでしまう場合。
発音も文法もイマイチではあるのだけれど、そんなのお互い気にならないくらい、会話が楽しくて、交流が楽しい、そういう時間を積極的に自分で作ることができる心の姿勢をもっている場合。
こういう人は、まず、コミュニケーション力そのものが高いので、それに伴って自然に英語力も少しずつ上達するということが起きてきます。
おそらく、この元上司は、とくに英語をガリガリ勉強はしていなかったと思うのです。そして彼の場合には、仕事で英語が必要だったし、関わる人の中に外国人が多かったことも、上達の一因ですね。
だから、本当に自然に、ゆったりしたペースで、彼の英語は伸びていったのだと思うし、同時に恐らく、そこまでペラペラにはならない(なっていなかった)とも思います。
でも、このようなケースの場合、それでいいのです❣️
なぜなら、英語はコミュニケーションの道具であって、それ自体を目的にするものではないから。
そして、もちろん・・・
コミュニケーションで使うからこそ、もっともっとナチュラルでスムーズな英語で会話がしたいし、書いたり読んだりということもある一定レベル以上にいきたい。
そう思う方は、英会話の練習だけではなく、自主学習をまずできるようになること!が大事ですヨ😊
いずれにしても、英語学習は楽しく!心を開いて実践しないと、最終的には人と向き合って使っていくものだということを忘れてしまうので・・・・
心を開いて楽しむことを、どんな時も忘れないようにしましょう❣️
それが、駅前留学の本当の意味で、価値と言えるかも知れません。
ナマの英語に触れることでモチベーションも上がり、そこから継続のエネルギーが生まれて、自主学習も習慣になる。
すると必ず、英語はどんどん上達するはずです❤️
【高山理瑛(たかやまりえ)】
大学卒業時のTOEICスコアは500点台。海外とも無縁だった私でしたが人生を変える出会いを体験し、日本で働きながら英語を上達させ通訳&翻訳ができるまでに。
それまでの学校英語&受験英語から抜け出せなかった学習法から、海外の語学学校で実践されているシンプルなメソッドに変えたことがきっかけで、英語の理解度が格段に上がりました。
その後、同じ学習法とステップを英語以外の言語にも応用したことで、これまで5ヶ国語の外国語を学び、うち3つを中級以上までに上達させることができました。
英語によって得られたギフトは、一言では言えないですが、強いて言うなら
人生の新しい扉が開いて年収も上がり、たくさんの出会いに恵まれた
ことです。また、どんなことに対しても「自分はこう思う」と自己表現できるようになり、その結果、考え方や価値観も大きく変わったことで
トータルで100倍くらい!人生が豊かになった
と思っています。
海外の語学学校で実践されているテキストに頼らないンプルな学習法と、15年以上グローバル企業で働いてきた経験から言える「コミュニケーションで大切にしたい考え方」など英語学習の真髄をお伝えしています。
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そんな思いで独自の英語学習プログラムを提供しています。
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