和田理恵

まなぶこと、挑戦すること、つくりだすことが大好きです。

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最近の記事

素晴らしかったアナザーエナジー展!

森美術館(東京都港区)「アナザーエナジー展 挑戦しつづける力」を見に行きました。本当に本当にすばらしい展覧会でした! 50年以上のキャリアがある世界の女性アーティスト16人の作品が展示されています。50年以上のキャリアということで、出品アーティストは71歳から105歳まで。すべての人のインタビュー動画が流れていて、なんとも含蓄のある言葉の数々もアートでした。 印象的だったのは日本の三島喜美代の作品。積み重なった2メートルを超える新聞紙の束はすごい迫力!手前の丸まった新聞は、

    • やりたい仕事にたどりつく

      先日、ある大学の特別講義を聞かせてもらえる機会がありました。キャリアデザインに関する授業の一環だったため、大学2、3年生の進路や生き方に関する率直な声がたくさん聞けて、とても興味深かったのですが、ひとつ心にひっかかる意見がありました。 それは、そこの大学生だというだけで、進路が狭まる面があるのではないかという声でした。周囲の大人から自分の希望に対して「高望みだ」「無理だ」と言われ、卒業生の実績を見て就職や進路を考えるように助言されることが多いというのです。 聞いていて、そ

      • 世の変わり目

        2016年は世界史の教科書に載り、子供達が覚えなくてはいけない年になることでしょう。 6月にはイギリスの国民投票によって、イギリスのEU離脱が決定しました。これはヨーロッパのこれからのかたちをはっきりと変える出来事です。 そして11月。アメリカ合衆国の大統領選挙では、ドナルド・トランプがヒラリー・クリントンを打ち破り、次期大統領になることになりました。このことは世界史に深く刻まれることになるのかどうか、そしてどういう意味を持ち、どう位置付けられることになるのかはまだわかり

        • プラトン「饗宴」を読んで、考えて、語り合って

           ソクラテスといえば知らぬ人がいないほどの哲学者です。しかし、自身では一冊の本も書かなかったということでも有名です。  最初何も知らずにプラトンを読んだときに「え、ソクラテスのことばっかり書いてある!!」と驚きました。そう、ソクラテスの姿や考えをいきいきと伝えているのはプラトンなんです。  もちろん、そこには書き手プラトンの思いが色濃くソクラテスの姿にあらわれているということを忘れてはいけませんが、まるでソクラテスがそこに歩いていて語りかけてきてくれているかのように感じら

          カラヴァッジョの凄み

          「カラヴァッジョ展」に行ってきました。喧嘩っぱやくて、同時代に生きていたら怖くて近寄りたくないカラヴァッジョですが、作品は本当に見事です。 「果物籠を持つ少年」の果物ひとつひとつが放つ瑞々しい輝きはものすごい存在感で圧倒されますし、美術館前の大きな案内パネルにも使われている「バッカス」の持つワインは見ているだけで酔ってきそう、、どの作品も強い引力を感じます。  ナイフの不法所持、喧嘩した時などの記録の古文書も展示されていて、行動がひどかったことは間違いないのでしょうけれど

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          カラヴァッジョの凄み

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