新刊『50歳からのひとりごはん』集英社より発売
おはようございます!
告知がちょっと遅れましたが、先月末に7冊目の書籍が発売になっています。
『50歳からのひとりごはん』に込めた思い
これまでは「家族のためのごはん」がベースになっていた私も
歳を重ね環境が変わり「自分のためのごはん」が基本になってきました。
それまで
子供の成長や家族の健康・・・その責任感を感じて作り続けてきました。
たとえ、自分がお腹がすいていなくても・食べたくなくても。です。
しかしその責任を全うし、卒業していざひとりで食べるとなると
気軽になる反面、モチベーションが失われ
「お腹が空いていないから食べたくてもいいか」
「作るの面倒だから、お煎餅つまんで小腹満たせばいっか」
などなど・・・とても「料理家」と名乗れないような
おそまつな状況にも陥ることがありました
しかし!!!
食がカラダを作るという事実
当たり前ですが、カラダは食べたものでできています。
食の乱れは体調の乱れ、ひいては心の在り方にも影響すると思います。
この先まだもう少し、健康で楽しく健やかに過ごしていきたいと思っています。
ならばなおさら、「ストレスをためることなく自分にちゃんと食べさせること」を肝に銘じないといけないと思うようになりました。
とはいえ・・・いきなりオーガニック・手仕事・季節を大切にしたごはん
などを「日常」するのは到底無理です。
また、SNSにある「素敵料理」を見たり、作ったりして
過剰に振り回されることもゆるやかに卒業したいと思います。
たまに気が向いて、自分内アトラクションとして妙に手が込んだものや真新しい料理に挑戦することもありますが、それは日常ではありません。
(とはいえ、たまにちゃんと作ると自慢げに投稿していますw)
自分の性格や、繰り返す食の事を考えると
メンタルも含めてのごはんつくりのサステナブルを目指したいと思いました。
無理をしない、やりすぎない、つくりすぎない
けれど
ちょっとだけ頑張って、自分のために食べる
たとえ外食でもレトルトやレンチンでも
「ばっか」にならなければ全く問題はないと思います。
とにかく一番大事なのは
「ご機嫌で食べていくこと」
・・・そんな自分と、そして一緒に歳を重ねた周りの仲間やお客様のために
書いてみよう!と思いました。
「レシピ」は見やすく、文字少なく、行程がイメージしやすいようにイラスト入りで❤
まさに、「この程度なら日々作ってもいいか・・」という自分のレベルに合わせました。
とくに、毎食頑張って作らなくてえも最悪「炭水化物一皿」にしてしまえば良し!という提案には
編集者さんからは「料理家さんとしてこれで大丈夫ですか?」と念を押されるほどでした。
でも、
こんなもんでいい・これくらいで十分
が、食べつなぐ基本マインドだと思っています。
モヤモヤを感じている方
ひとりごはんに虚無感や脱力感や罪悪感を感じている方
・・・必要とされる方の手に届けば幸いです。
また最後になりますが
手ぶらで「へえぇーー」と眺めて、後にフルコースで実食がある
「お気軽料理サロン」もすでに16年、2000回超えで開催しています。
毎日のごはんを簡単に、でもちょっとだけ感動するレベルで用意できる
そんなレシピをご紹介しています。
実際に教室に来られる方、本を読む方、その他ブログやvoicyで繋がる方
色んな方の「モヤモヤ」に寄り添い
あなただけじゃない!
こんなもんで大丈夫!
という応援を送り続けたいと思っています。